初期のハンドライティング、さすがの香味でした。
アードベッグ ARDBEG 1972-2000 28yo KINGSBURY HAND WRITING 49.2%
香りはまさにというクレゾール感、塩素と金属、クール、消毒液、灰っぽい強いスモーク、アプリコットジャム、オレンジ、バニラ、乾いた麦感、強いアーシー。
飲むと優しい口当たりからパワフルに広がる、濃厚でやや噛み応えのあるテクスチャー、コクのある甘味、優しい酸味、強い塩素や金属、クールで強くスモーキーな長い余韻。
【Very Good】
キングスバリーのハンドライティングシリーズからアードベッグ1972、28年熟成。
ハンドライティングはキングスバリーのハイレンジシリーズですが、その初期のラベルだと思います。
香りにおいても味わいにおいても、まさに70年代前半のアードベッグという塩素やミネラルを感じるクールなニュアンスと強いスモークと土っぽさ、それと同時に濃厚なフルーツのニュアンスもありました。
1972というとアードベッグが自前でフロアモルティングをやっていた時期のはずですが、そのためか濃縮感があってコクもあり、旨味も濃く迫力のあるボトルでした。
個人的にはクールなためかとっつきにくい雰囲気を伴っていることもある70年代アードベッグですが、熟成の長いこともあってか優しさを帯びており、濃い味ながら高次元でのバランスもとれており、わりと早めに打ち解けた気がしました。
このボトルは、神楽坂のFingalさんでいただきました。
#アードベッグ (ARDBEG)