ついに最初のウイスキーがリリースされました。
ウルフバーン WOLFBURN 3yo OB 46%
香りはフレッシュレモンとバニラ、若々しい麦感や藁や畳のような植物感、淡い梅っぽさ、アルコール感もあるが刺すような刺激はない。
飲むとスパイシーな口当たり、若々しい麦感、シロップのようなさらりとした甘味とフレッシュシトラスのような酸味、ピートはうっすら、ボディは軽め、若々しいが雑味はそれほどなくクリーンな余韻。
【Good】
ウルフバーンの熟成がついに3年になり、ウイスキーとして初めてリリースされました。
今までニューポットや3年に満たないものは何度か飲む機会があり、若いのに非常にクリーンな酒質を感じていたので熟成を経たものを飲むのを楽しみにしていました。
3年熟成とスコッチウイスキーとしては最短の熟成期間ということもあり、全体的にはかなり若々しいニュアンスがありますが、刺すような刺激はなく、期待通りクリーンな仕上がりです。
熟成の早そうなバーボン系の樽を主に使用したのか、フレッシュな柑橘やバニラっぽいニュアンスが強めに感じられました。
また裏ラベルに記載されたのオフィシャルのテイスティングコメントにはピートやスモークといった言葉があり、ウルフバーンではアイラモルトの空き樽で熟成させているという話も聞いていますが、今回のボトルには私はそれほどはっきりとしたピートの主張は感じませんでした。
クリーンで雑味の少ない若いモルトという感じで、46%と高めの加水で詰められていますが不思議と軽い感じがしました。飲みやすいです。
それと併せて麦の厚みもあまり感じなかったのが印象的でした。
このくらい若いと、むしろ雑味があって荒々しさや厚い麦感があったほうが熟成したものに期待が持てるようにも思えるのですが、現時点で美味しく飲むのならという基準で樽を選んで加水しているのかもしれません。
もっと長期熟成向けのものも仕込んで育てているのではないかと思われ、今後のリリースにも期待したいと思います。
#ウルフバーン (Wolfburn)