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ニューリリース:グレンタレット 2004-2015 10年 GM エクスクルーシブ ジャパンインポートシステム向け #384

今後どうなるかわからないシェリー感でした。

​グレンタレット GLENTURRET 2004-2015 10yo GM EXCLUSIVE for JIS #384 GLENTURRET 2004-2015 10yo GM EXCLUSIVE for JIS #384

グレンタレット GLENTURRET 2004-2015 10yo GM EXCLUSIVE for JIS #384 57.0%
one of 324 bottles, Refill Sherry Hogshead

香りは近年全体を包むシェリー、プラムジャムの乗ったデニッシュ、若い麦感と淡い植物感、少しスピリティ、カラメルとナッツ、最初醤油っぽさがあったが抜けてくる。
飲むと近年シェリー、若々しくヒリヒリとスパイシー、プラム、若い麦感、少し醤油を感じる甘じょっぱさ、若さを感じる余韻。

【Okay/Good】

GMが最近ジャパンインポートシステムさん向けにボトリングしたエクスクルーシブのグレンタレット2004、10年熟成です。

香りの第一印象からしっかりめのシェリー感で、若々しく強い麦感と相まってデニッシュのようなニュアンスを感じました。また少し醤油っぽさやサルファリー要素も含んでいるように思いました。

飲んでもやはり近年のシェリー感が強く感じられ、若干の未熟感を伴うヒリヒリとした強いアタックと若々しい麦感が主張してきます。醤油っぽさも香り同様に感じました。

普通に飲めるモルトではあるのですが、お世辞にも今飲んで特別においしいとは言い難いタイプで、近年のちょっとサルファリー要素も含むシェリーカスクの若いものという感じです。
今はシェリー感や麦感の一体感がなく、若さに起因する刺々しさもあるのですが、これは今後どうなっていくのでしょうか。

普通に考えて、刺々しさは穏やかになって粘性を帯びてくるでしょうし、麦感もこなれてシェリー感との一体感もでてくると考えられます。
ちょっとサルファリーな部分も厚みや深みに変化してくることも予想され、少なくとも今よりは美味しく感じてくると思うのです。

ここのところ特定の蒸留所のオフィシャルを除くとシェリーをはっきりと感じるリリースは少なく、こういうボトラーズのシングルカスクは特にそうです。かといって昔のものには限りがあります。
おいおい飲むことを考えると、こういうものとどう付き合っていくべきなのかを考えさせられます。

高卒ドラフト1位という話になったこないだのロセスくらい現時点でも美味しければ迷わずスカウトできるのですが、こういう2軍でベンチを温め続けるのか成長次第で1軍に上がってくるのかわからないタイプは迷いますね。

 

#グレンタレット (GLENTURRET)

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