これまた正統派のモルトでした。
キャパドニック CAPERDONICH 1992-2015 BBR for La Maison du Whisky #121111 51.9%
香りは強めの麦感、蜂蜜、バニラ、シナモン、リンゴ、淡くココナッツ、樽感はプレーン。
飲むと心地よい麦の旨味、淡くリンゴ、やや噛み応えもあるテクスチャー、薄めた蜂蜜のようななかなかコクのある甘味、シナモン、ほどよいオークが残る長めの余韻。
【Good/Very Good】
最近BBRがフランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングしたキャパドニック1992、およそ23年の熟成です。
キャパドニックというと近年フルーティなものもたくさん出てきて人気になりましたが、もともとは線の細いライトボディの酒という印象でした。
今回のものはフルーティ路線でも軽くはかない酒でもなく、味付け感のないバーボン系の樽感がほどよい、原酒の麦感がしっかりと主張してくるタイプでした。
リンゴ系のフルーツ感やコクのある蜂蜜っぽい甘味も好印象で、かみごたえも感じるような濃縮感も良かったです。
わかりやすい個性のあるモルトでは無いようにも思いますが、毎日飲んでも飲み飽きしない正統派だと思いました。