この年代でもやっぱり素晴らしいスタンダードです。
ハイランドパーク HIGHLAND PARK 12yo OB 43%
90年代流通
香りは心地よいオールド感、こなれたシェリー、高級なチョコレートがけのドライオレンジ、黒糖、レザー、少しアーシー、奥からスモーク。
飲むと滑からな口当たりから広がる、心地よいシェリー感、ブラックベリーのジャム、濃いめの甘味と味を深める淡い渋味、レザー、スモークを伴う心地よいシェリーの長い余韻。
【Very Good】
90年代流通のハイランドパーク12年,オフィシャルボトル。
シルクプリントの後にでてきたラベルで,わりと最近と思いがちなのですが,なんだかんだでボトリングから20年くらいは経っています。
すでに心地良いオールド感は出てきており,瓶内変化を経たと思われるこなれたシェリー感が良い感じで全体を覆っていました。
飲んでも全体をふんわりと包むシェリー感がとても良く,甘味と渋味のバランスも良好で,淡い陶酔感を覚えます。
香りだけでなく味わいでも感じたレザーやアーシーな要素も,瓶内変化を経てより感じやすくなったものと思います。
以前に何度も飲んだことのあるボトルで,だいたいシェリーが効いているのですが,今回のものは特にしっかりと効いており,やはりロット毎に味が変わるんだなと実感しました。
コンディションの差もあるでしょうが,このシェリーの濃さは瓶内で増えていく要素ではなさそうで,やはりロットの差なんだと思います。
かなり私好みの香味で,このラベルがいつもこの味なら多少高くても迷わず買いますね。
#ハイランドパーク (HIGHLANDPARK)