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謹賀新年

皆様,新年あけましておめでとうございます。

昨年はウスケバからサケドリに移行するという,PCに疎い自分にはかなりデカいイベントがありましたが,最初はバタバタしたものの,運営側のスタッフさんとの二人三脚でなんとかいつもの更新に戻すことができました。

昨年の総括的なことを述べずに新年を迎えてしまいましたが,やっぱりここ数年続くオフィシャル優位の状況が続いたように思います。
特に自分の大好きなラフロイグのバイセンテナリーのリリースには痺れました。
ただ,思い入れも含めてしつこく書いてしまったのでこれ以上は割愛します。(笑)

日本向けの限定なども含めて,ウィスク・イーさんの活躍も目立っていると感じました。
アランやキルホーマン,スプリングバンクやドロナック・グラッサなどなど,良いものをしっかりと引いて来てくれています。正規の企業でも熱意や樽選定のスキルだけでなく実績が無ければ良い樽は回してもらえないということをここ数年強く感じていますので,より素晴らしいと思いました。

ボトラーズはちょっと厳しい状況が続いていますね。
スペックのわりに高額なものが多いですし,高くても良いと思えるくらい上質なものは数も少なくなかなか手に入りません。
そんな中,カスクならソサエティ,加水ならウィームスのリリースに優れたものが多く,まだ昔のように飲んでからでも買える良いものが結構あるように思います。今年も注目したいと思います。

また,私と関係の深い方々が中心に始まった「THE WHISKY HOOP」のリリースも始まり,楽しませていただいています。幹事にはそうそうたるメンバーが名を連ねていますが,良リリースは多いもののさすがにすぐに突き抜けたボトルを連発というわけにはいきません。蒸留所やボトラーとの関係が深まるこれからにますます期待が持てると思います。

そして,これは個人的な話ですが,アードナムルッカンの樽を2つ仲間たちとシェアで購入したのも昨年の大きな出来事でした。これからの楽しみが増えました。サンプリングやボトリングの機会があればまたご報告させていただきます。

さて,今年の話ですが,やっぱりオフィシャル優位の状況が続くとは思います。
国内のスコッチ消費量が伸びていませんので厳しい状況ですが,日本向けに良い樽がたくさん入ってくるよう祈っています。特にサントリーさんには,大した規模でないのは重々承知ですが,もうちょっとスコッチの愛好家市場を大事にして欲しいなと思います。これからも裾野を広げることに一役買いますし,愛好家が頂きを高くすることで裾野が自然に広がる部分もあるのではないかと思っています。

私個人としては,5月にウイスキーフープの方々と一緒にスコットランドに行く予定です。
スコットランドに行くのは6年ぶりですが,前回とは違った視野から見てこれるのではないかと思っています。この旅に関しても,可能な限りご紹介していこうと思います。

また,サケドリの運営スタッフさんとも直接お話しする機会があり,何かドリンカー目線で面白いことができるといいなと企んでいます。そこに私がどこまで関われるかはわかりませんが,楽しくなっていくのではないかと期待しています。

本業の仕事は激化することが予想され,今までのような連日の更新が難しくなったり,テイスティングノートと評価のみで総評を割愛するような事態になることも予想されますが,その際には相当しんどいんだろうなと思っていただき,ご容赦いただけると幸いです。

ウイスキーのテイスティングやこのブログを続けて行くことは私のライフワークでもありますので,出来る限り楽しく続けて行こうと思います。

そんなわけで,今年もよろしくお願い申し上げます。

皆様にとっても,素敵なウイスキーと出会える年になりますように。

T.Matsuki
 

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