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ダラスデュー(06/08/27)

コニサーズクラブは毎月第4日曜日に名古屋・栄のStand Bar で開催されているモルト・ウイスキーの試飲会です(モルト・ウイスキーが好きな人ならどなたでも参加OKです)。

今回は2006年8月27日に開催された時のテイスティングノートを紹介します。筆者は山崎白秋さん(もちろんペンネーム(^_^;)、メンバーきっての嗅覚の持ち主です。


 今月のお題は、「ダラスデュー」である。

マイナーな蒸留所であり、1983年に閉鎖されている。私自身もこの蒸留所について特に個性としてインプットされてはいなかった。
閉鎖蒸留所は美味しくないのかの、再議論ではないが今回もかなりうまかったのである。

5本のノージングを終えての印象は、ウッディーで良い意味で渋さを感じた。熟成感も満足できるもので、お気に入りの蒸留所の仲間にいれてもおかしくないものであった。

 さて、今回の5本を紹介しよう。

***[NO.1]  SMWS 45.14  ダラスデュー 1975-2005  29年   52.0% ***

(香り) トップノートは甘い桃、エレガントでエステリー。非常にスムースである。しばらくすると熟成由来のキャラメル香がただよう。
      さらに注意深くノージングすれば、高貴な化粧品香も感じることができる。

(味) フルーティーでのみやすい、ミディアムボディ。しばらくするとウッディーな熟成感が広がってくる。

***[NO.2] シグナトリー ダラスデュー シェリー 1978-2001  23年  58.1% ***

(香り) スパイシー、かつミント。上品な香りでフルーティー。酸味がほどよく、印象をひきしめている。
しだいにウッディーな熟成感が開いてきて、長熟である事をかんじさせる。

(味) まずミントを感じるが、すぐさま極めてウッディーな含み香に満たされる。 香りはよいが味はいまひとつであるモルトはよくあるが、このモルトは味わいがすばらしい。
渋み、樽由来の含み香、酸味がすばらしくバッテドされている。 ぴりぴりとしたフィニッシュ。

***[NO.3]  ダンカンテイラー ピアレス ダラスデュー 1981-2005  24年  58.3% ***

(香り) トップノートはハッカ、ミント。エレガントでフルーティー。かすかに麦芽風味が香るが若さを感じるものではない。
抽象的な表現ではあるが、焼けた夏の香りがするのである。さらにキャラメルの香りがすばらしい。 
(味) スパイシーでミント、軽いピートが感じられる。味は割に単調。

***[NO.4]   ケイデンヘッド ダラスデュー バーボン  1979-2004  24年   61.4%  ***

(香り) じつにエレガントでフルーティー、上品な香りがいっぱいに広がるのである。しだいにキャラメル香と心地よいウッディーな熟成香で満たされる、トップランクの香りである。

(味) きわめてフルーティー、さらに深ぶかとした木の含み香が口いっぱいにひろがる。
上品な甘味もボディを厚くしている。ウッディーな熟成感がすばらしく、じつにうまい。

***[NO.5]  レアモルト  ダラスデュー 1975 21年  61.9% ***

(香り) フルーティーかつ酸味をかんじさせる。エレガントかつふくよかである。かすかなピートがあり、いろいろな香りがバランスよく立ってくる。
      その後、熟成がじわじわと香ってくる、リフィルの良い樽を使っているという印象。

(味) 酸味とフルーツがすぐさま広がる。後を追って軽いピートが味わいを引き締める。からくてドライ、よい意味で樽由来の苦味が心地よい。


過去のコニサーズクラブのテイスティングノートはこちらでご覧いただけます

#Tasting Note

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