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SMWS オータム・ボトリング試飲会(08/9/27)

SMWS 2008 AUTUMN BOTTLING Tasting in Nagoya

NAGOYA HILTON HOTEL 2008/09/27

 今回も洋酒技術研究家で元サントリー山崎蒸留所長の大西正巳氏が講師として参加され、直接お話させていただくことができ、とても楽しい時間をすごせました。

 例によって山崎白秋さん(もちろんペンネームです)に、テイスティングノートを書いていただいたので、以下に紹介します。

*** ハイランドパーク 4.126 9y 60.7% ***

(香り)  アルコール焼けした香り。フルーティではあるが若い。

(味)  トロピカルフルーツ、酸味が強い。甘み、うまみが強く味わい深い。

*** ロングモーン 7.44 23y 57.3% ***

(香り) 濃厚なエステル、爽やかにフルーティー。軽くウッディ、複雑な香り。

(味)  トロピカルフルーツ、酸味が強い。甘み、うまみが強く味わい深い。

*** インチガワー 18.26 23y 48.3% ***

(香り) いがいがとする、軽いピートか。さわやかなフルーツ。

(味)  青りんご、柑橘系フルーツ。熟成由来の苦味を感じる。

*** マッカラン 24.100 11y 59.5% ***

(香り) トースティー、キャラメル香もある。まったりと重い。

(味)  焦げたゴム。典型的なシェリー。フィニッシュはしけて口に残る。

*** リンクウッド 39.66 8y 60.2% ***

(香り) トップノートはミント。軽いシェリーはリフィル樽か。わずかな熟成感、ライトなウッディ感。

(味)  酸味が心地よい、フルーティーではあるが、良い意味での渋みがある。

*** クレイゲラヒー 44.37 8y 61.0% ***

(香り) トップノートはキャラメル香、アルコール感が強い。酸味が心地良くキャラメル香とバランスしている。
バーボンの香りに通ずる、ホワイトオーク系の樽香。ぴりぴり感がある。

(味)  酸味とアルコール感。味の数は少ない、ややしけたフィニッシュ。

*** ティーニニック 59.37 24y 55.8% ***

(香り) ひねたトップノート。グラスを回していればひね香は弱くなり、フルーツがでてくる。

(味)  酸化した香り。アルコール感が強い。

*** マノックモア 64.15 15y 57.1% ***

(香り) バニラの香りが強い。さらに甘い香りで包まれる。青空色のフルーツ、爽やかな香りである。さらにウッディで熟成感は十分である。

(味)  酸味が心地よいが、やや焼けたアルコールを感じる。ウッディで深い味わい。ややアルコール感が強く、もう少し熟成すればすばらしいモルトとなる。

*** グレンアルビン 69.14 28y 57.6% ***

(香り) 上質な焦がした砂糖菓子。酸味のある熟成感。中程度のウッディ感。

(味)  砂糖水、アルコール感が強い。やや単調な味わい。しだいに心地よい苦味を感じるようになる。酸味をともなうフィニッシュ。

*** リトルミル 97.11 18y 56.0% ***

(香り) 非常にシャープでスパイシー。アルコール感が強い。若草の青い香り。

(味)  やはりアルコール感が強い。濡れたダンボールを連想させる。

*** キャメロンブリッジ G4.1 29y 53.0% ***

(香り) 強いキャラメル香。バーボン樽の個性。すばらしいエステリー香。ココナッツ香も心地よい。

(味)  ウッディ、ナッティー。ココナッツ。渋みが心地よい。フィニッシュは長くない。

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