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鉄道で

「電車,サンライズに替えてもらってもいいですか?」
「はい,わかりました.もうしばらくお待ち下さいね」
目の前のレールの上は電車式3段寝台の特急車両(583系 う~ん,北陸方面の方なら「きたぐに」の車両といった方がわかりやすいかも・・・)が走ってます.自分の手元のコントローラーで走らせたり止めたり出来るのです.ウィスキーを飲みながらそれを楽しんでましたが,車両を変えてもいいって事だったので,お願いしてみました.

北新地にNゲージの鉄道模型を走らせるバーが出来たという記事を見つけたので,早速訪れました.ドアを開けるといきなり壁には鉄道模型が並んでます.カウンターにはレールが敷いてあって,電車がぐるぐると走ってました.私は,いわゆる「鉄ちゃん」ではないのですが,鉄道に乗るのは結構好きな方です.Moruco はというと,鉄道にはあまり興味がないにも関わらず,関東在住の鉄道模型好きの知り合いに頼まれて,関西でしか手に入らないような鉄道模型を専門店に行って買って送ってあげたことがあるんだとか.でも,模型の電車が走っているのを見たのは,今回が初めてだったようです.

軽い食事を頂きながら,余市や竹鶴,ハイランドパークあたりを呑んでました.好きな電車を走らせていいって事だったので,東京出張に行くときに時々使う寝台特急サンライズ号の車両を走らせてみました.
お店の方も時々サンライズ号に乗るんだとか,そんな話でもりあがってました.

話は山崎蒸溜所の話に,そうです,あそこは関西の鉄道ファンなら知ってる撮影スポットの一つなんです.珍しい車両が走る日にはカメラを携えた多くの方が集まるところなのです.

そう言えば,昨秋に山崎蒸溜所を訪問した時がまさにそうでした.蒸溜所の前には多くの鉄道ファンが三脚にカメラをセットしていました.何があるのか伺うと,雷鳥の昔の形式の車両が来るんだとか.それならということで,私も手持ちのカメラで撮影に挑戦してみましたが,コンパクトカメラでは所詮ピントを合わせる間もなく列車が走り去ってしまい,撮影は出来ませんでした.

私にとっては,蒸溜所見学に行くと言えば,鉄道の想い出なんですよね.
余市蒸溜所では,小樽から余市までの気動車が何とも味があって楽しく感じます.
宮城峡蒸溜所に向かうときは,仙山線.峡谷沿いを走り,森の木々の景色が一瞬途絶えたときに蒸溜所の乾燥棟のパゴタ屋根に似せたデザインの屋根が見えたときに,蒸溜所に近づいたんだって思います.
駒ヶ根蒸溜所は,まさにローカル線の旅.あの飯田線の辰野から駒ヶ根の間は短い距離に多くの駅があって,のんびりとした旅でした.
軽井沢蒸溜所は,長野新幹線開通に伴い第3セクターに移行したしなの鉄道に乗って,軽井沢から御代田まで.これは意外と短い距離でした.
白州蒸溜所は,小淵沢までの旅です.最初に訪問したときには蒸溜所見学の翌日に勝沼のワイナリーまで列車で移動したりしたときのことが思い出されます.

こうして列車を見てると,どこか蒸溜所に行きたくなります.

#北新地/梅田

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