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HIBIKI 12 y.o. (響12年)

好天の行楽日和.
本日は,スコッチ文化研究所のイベントに参加するためにサントリーの山崎蒸溜所へ.私はスコ文研の会員ですが,あまりスコ文研のイベントには参加していなくて,今回は久しぶりの参加でした.今日のイベントはブレンドセミナー.

新発表のブレンデッドとのことだったのですが,この記事の情報から、恐らくは響12年ではないかと想像していましたが、まさにビンゴ♪

チーフブレンダーの話は,この商品を企画したいきさつから、狙い、コンセプトから始まりました.欧州向けで先行発売するとあって、まずはそちらの市場を意識しつつ、国内においてもクラブなどではなくオーセンティックなバーに置いてもらうことをイメージして商品を作られたそうです.

そして,HIBIKI 12y.o. 、シーバスリーガル12年、ジョニーウォーカーブラックラベルの飲み比べから始まりました.
飲み比べるとシーバスは少し余韻も短く厚みも薄く感じますが、ジョニ黒はやはり厚みという点ではしっかりとしていて,その点ではこの響12年も及ばない感じではないでしょうか.響12年は,フルーティーさと熟成感とがしっかりと感じられる味です.
このフルーティ香がスコッチの2品とはダントツに違っていて、これは飲み終わった後の空きグラスの状態でも香りがしっかりと楽しめるほどでした.

その後は響12年のキーとなる原酒や製法の説明へと.
まずは,梅酒樽後熟.作夏にこの梅酒樽後熟を出したのは,すでにその時点でこの響12年を見越してのことだったとのこと.響12年の特徴の一つであるフルーティ香のニュアンスにはこのウィスキーの香りの雰囲気が感じられます.
続いて,30年以上の超古酒.これは,香り味わい共に濃厚です.
それに、グレンの中でも特徴的なコーンウィスキー.このグレンも結構特徴的ですね.
それぞれをティスティングして,響12年を味わうと確かにその雰囲気を味わいや香りの中に探すことが出来ます.
あと,製法では竹炭の濾過を採用してるとのこと.竹炭というと膳でもそう言うことをしていたと思い,それと同様の製法なのかどうか伺ったところ,結構ちがうという事でした.膳は本当に濾過という感じなのが、響12年はそこまではしていないとのこと.
竹炭濾過の前後での味わいの違いを試飲してみたいと申し出たところ,今日の試飲でも当初はそれを検討していたけれど準備できなかったとのこと.どこかの機会でそういうチャンスがあれば試してみたいです.

試飲会の後は,山崎ウィスキー館のティスティングカウンターへ.
参加者の皆様共々色々と飲んで楽しみました♪

短時間ながら,結構内容の濃い試飲会で楽しかったです.
こういうイベントを企画して頂きました心斎橋のマスターに感謝致します.ありがとうございました.

#蒸留所見学

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