この前,名古屋を訪れた時に立ち寄ったバーでのこと.
色々と飲んで,時間もそろそろ閉店の2時で,他のお客様も帰ろうとした時のこと,マスターから写真を撮って欲しいボトルがあるとのこと.
一体なんだろうと思ってると,サントリーの白札が出てきました.
以前に,このブログで見て一度手にとってみたいとコメントしたそれです.
中身もそんなに減ってなくて,箱もありラベルも綺麗な状態です.
いろんな写真を撮影させて頂きました.
さて白札といえば,サントリーの白州の博物館で見たことがあり,その時に撮影しています.今回,その時の写真と見比べてみるとラベルデザインが微妙に異なることに気づきました.
違いでわかりやすいところとしては,博物館のボトル(右側の写真)はラベル下部に壽屋の漢字の表記があるのですが,このバーにあるボトルはローマ字の表記になってます.
白札のラベルが気になったので調べようとしましたが、サントリーのHPには白札は1929年発売開始で,戦後にホワイトに改称されたとの記載はあるだけ.
ただし、1932年(昭和7年)の壽屋の新聞広告に描かれているボトルは,拡大して見た限りでは,どちらかと言うと,サントリーの博物館のものに似てるように見えます.(この新聞広告のレプリカが時々行く北新地のバーにあるので、また後日確認しますが)
ということは、このバーにあったボトルは少なくともそれ以降のもののようですね.ただ、私が調べられたのはここまで、白札って最初のものは国産ウィスキーの最初のものとして書籍やインターネットて取り上げられることはあるものの,それ以降のラベルの変遷に言及した文章を見つけられませんでした.そういう意味では,初期バージョンではない白札のラベル写真は貴重かもしれません.
白札のラベルの変遷について詳しい方,是非教えて下さい.
#飲み歩き