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飾り

相変わらず,先週余市で買ってきた原酒を配って回ってます.最後の一本は京橋のバーです.
ここの常連さんがピーテ&ソルティを購入されたので,マスターに預かってもらうために持ってきました.

 さて,この店のバックバーの棚には飲めないボトルと,私たちが飲みづらく感じるボトルとがあります.
 飲めないボトルは,このバーと同名のブレンデッドウィスキーです.ウィスキーから名前をとったマスターは,店に飾るためにそれを探そうとしたのです.スコッチとバーボンの双方にあるのですが,どうしても探したかったスコッチの方がなかなか見つからなくて,この店の常連や,マスターの友人のバーテンダーの方々があちこちの酒屋やインターネットで探していました.そんなある日,私たちが神戸のバーで飲んでいて,そこのマスターにその話をしてみると,「それなら,あったと思ったけど」という返事とともに,みんなが探して見つからなかったボトルが目の前に.それは開栓後のボトルだったのですが,買い取らせて頂きたいと申し出て,入手できました.その後,インターネットオークションで別の方が新品を競り落としたのが届いてこの店には2本揃うことに.でもマスターはこのボトルは絶対開けないんだとか.すでに開栓してる方はパラフィンでしっかりシールしているとはいえ飲んでしまわないと劣化するだけだと思うのですけれどねぇ.

 さて,私が飲みづらいボトルは,開店祝いとして贈ったボトルです.RARE MALTS の ROSEBANK 20年です.このボトルはさっきの飾りのボトルと並んでバックバーに置いてあります.自分たちであまりモルトを買わないので,いざ買うとなると大変でした.そもそも相場を知らないので,酒屋さんで見つけてもその値段が手頃なのか,他で買えばもう少し安く買えるのかが分からない.同じ予算なら出来るだけいいのを買いたいと思い,他の店のバーテンダーさんに数度相談して買いました.もちろん,自分たちのお気に入りってこともこれを選んだ理由の一つです.しかし,あとになってあることに気づきました.それは,自分たちが贈ったボトルを自分たちがそのバーで飲むのはなんだか気が引けてしまうって事です.バーテンダーにしても,贈り主から飲み代を取るのは気が引けるみたいだし,我々にしても,バーに来てタダで飲ませて頂くのも悪い気がするんですよねぇ.というわけで,お気に入りだから買ってきたにもかかわらず飲みづらいボトルになってしまった(><).とは言っても誘惑には勝てずに,数度は飲んだんですが・・・・

さてさて,この店で誰もが飲めないスコッチのブレンデッドですが,こちらは飲んだことがるんです♪ 神戸のバーで見つけた日,すでに開栓しているボトルだったので,「ええい.飲んじゃえっ!」って事で飲みました.特級酒時代のブレンデッドで,普通に飲みやすいブレンデッドという程度だったように思います.

#京橋/天満橋

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