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余市原酒2008年1月

旅行の最終日は余市蒸溜所を訪問しました.何度来てもこの場所はイイですね.
楽しみは,余市蒸溜所での現在発売中の原酒の試飲です.
以下,今回の原酒を試飲した感想です.素人のティスティングですからあまりあてにならないかもしれません.

ちなみに,昨年1月の訪問時のティスティングはこちらに,昨年5月の訪問時のティスティングはこちらに記事が有りますのでそちらもご参照下さい.
毎回のことですが,試飲できたのは 500ml の瓶のみ.180mlは樽番が違うことがあります.

年代別原酒
5年 樽番402297 アルコール度数63度 活性樽
穀物の甘さ、ヨーグルトのような発酵の香り、未熟感があるが、優しい。morucoの評価は良 私は面白いと思うが微妙
少し余談ですが,この5年原酒は180mlも同じ樽番なのですが,不思議なことにラベルに記載のアルコール度数が64度となっていて微妙に違う.
その点を販売員の方に伺ったところ,瓶に詰めた時点でのアルコール度数を計測してラベルに表記するんだそうで,例えば,500ml瓶の瓶詰め作業の時点での測定値が63.9なら63度の表記,180ml瓶の瓶詰め作業時点で計測して64.0なら64度の表記になるとのこと.アルコール度数が境界あたりの時には同じ樽なのにボトルで違うって事があるとのこと.そういうモノなのでしょうか.いままで何度か原酒を買ってますが,これまでにもこんな事って有ったのでしょうかねぇ.とにかく今回初めて気づきました.

10年 樽番233461 アルコール度数62度 バーボン樽
パフュームっぽい感じがある
余談ながら,180ml瓶の方は 活性樽 樽番234463 アルコール度数62度

15年 樽番129186 アルコール度数61度 シェリー樽
シェリー樽だけど、あまり感じさせなくほのかなシェリー、バナナの味わいバランスが良い moruco・私の今回の一番

20年 樽番204998 アルコール度数56度 活性樽
ドライな強い後味。やや香水香?があるような

25年 樽番112246 アルコール度数53度
シェリー樽 紹興酒の香り 重い呑口 morucoは後味にバーボンを感じる 私はプラスティックのような後味

タイプ別は、
Sherry&Sweet 樽番126654 アルコール度数57度
香りは醤油様、甘みがありSherryの余韻あり ただ普通

Woody&Vanilic 樽番126488 アルコール度数64度
香りは見事なバニラ香り.すごく期待して飲むとパフュームあり. 少し残念.12月に入手した、樽番126536の方が私の好みです.このタイプは好きな味なのですが,今回のもっとも私の好みから外れてました.

Fruty&Richi 樽番202951 アルコール度数59度
香りは薄めたネクター、 味わいはう〜ん 今ひとつ特徴見えない

Peaty&Salty 樽番254799 アルコール度数52度
香りはピート香 ただ飲むと焦げた木材を樽に一つ入れたような感じ
但し、試飲できなかった180mlが60度だったのでそちらなら期待あり、過去の経験的にこのタイプは60度以上あるとできが良かったことが多いのでいいかも

Soft&Dry 樽番126181 アルコール度数58度
香りが特徴なし、辛味があるが余韻が短い

今回の販売中のモノは,特別に美味しいと印象に残ったのが無かったです.少し残念
但し,5年原酒は今まで今回のような感じのモノはなかったので,同様の樽が有って熟成されているのなら,もう少し後になったときが楽しみかも.

#蒸留所見学

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