雨がシトシトと降る4月15日(日)・・・
三ノ宮のBarで開催された試飲会で披露されたベンリアック40年。
店舗主催の試飲会に呼んで頂くのは初めてだったので若干の緊張があった。。
少し早くに到着した俺は会場のお店で待つ勇気も無く雨の中、三ノ宮を散策。。
15時丁度にイン・・
お店は今か今かと・・まるでコンサート会場の熱気ムンムンのお客さん状態。。否、カウンターの真ん中にデンッと構えられたそのボトルを見る目は・・云わば・・「目で犯す」。。・・・例えが最悪。。
その中でも、平静を装うかのように談笑がされる。
俺は一人だったので邪魔にならない所にひっそりと陣取った。。心の叫びは俺も「目で犯し」に行きたかった。。が、しかし、俺には間を割ってマジマジと眺めるほどの勇気は無かった。
今なら間違いなく・・・マジマジ攻撃なのだが・・・ボトルが照れる程に・・
店主が開栓役を募る。。流石に挙手はない。そりゃそうだ。。そこで手を上げたら皆の緊張感は不安感へと一気にその姿を変えるだろう。。
幾たびも高価なボトルを開栓してきたはずの店主の顔も少し引き締まってる。
注がれて目の前に置かれたグラスを眺めると綺麗なマカボニー色。
香りはトップからフルーツ香の特徴が強く最高級のエステリー香。。
40年と長い熟成に一切の樽負けもなく少し酸味のある果実っぽさから複雑な変化を繰り返してチョコフレーバーの付いた樽香へ・・旨かった・・素晴らしかった。。
いつまでもグラスに香りを残すベンリアックを嗅ぎながら、店主からの計らいでバスペールを戴きチーズを食べる。そして、又嗅ぐ。。
「来て良かった」と思いながら・・無理を言って違うモルトを注文する。
ここで・・出勤の時間は迫っていたが・・俺は帰らない。。何故なら・・ジャンケンで勝ったらミニチュアを贈呈って言うじゃないか。。
ここで帰っては男が廃る。。なんのこっちゃ。。(笑・・
当方、これまでやれ「ビンゴ」やら「くじ」やら「抽選」などの類は当たった事がない。
しかし、この日の俺はベンリアックパワーが付いてた。。いや、それは皆にか?
じゃ・・何が付いてたのかな?・・とにかく勝った。。そう・・オイラが持って帰ったのだ。。
写真は空き瓶。。飲んだから。。
「思い出ボトル・・お金で買えない価値がある・・プライスレス」
#思い出ボトル