先日、「デイ・アフター・トゥモロー」って映画を見た。・・今更?って言わないで下さいね。
この手の「滅亡映画」は嫌いじゃないので楽しく拝見した。なにやら「異常気象」で地球がドンドンと氷河期になって行くって内容だった。。ぽけっと見ていたらこんなシーンが・・・・
スコットランドにある研究所で暖をとるために燃やす物がもう無いって悩む教授らしき人が居る。
・・・「ここにあります」って助手らしき人が本棚から教授の隠し持っていた「スコッチ」を取り出す。。
すると・・教授「これはスコッチの12年物だぞ・・」と。。見た感じ「バルベニー12年」だったような?。
なんだか妙に嬉しかったし・・「そうか・・」って思った。。日本で買えば3000円強って所。
この場面は極論だけど、生死をかけたこの時に「お酒の価値」を強調する。。
それは決して値段じゃない。 「お酒の持つポテンシャル」だと思った。。。
ある「オヤジ」にあった。。もうすぐ還暦と言ってた。。京阪沿線で25年・・大ベテラン様だ。。
僕がスコッチが好きだと知ると「何が好き?」と聞かれ「~蒸留所かな?」と答え、僕が「マスターは?」と聞いてみた。
オヤジは「今、手に持ってる物を飲むのが好き」と答える。(そんなんあり??と思った)
僕は「昔のお酒は美味しかったのでは?」と聞くと
「昔は俺も若かったから・・味なんて分からなかった。」と、「だから・・味が分かるようになった今の方が美味しく思う」と言う。
「昔のボトルを今、飲めば更に美味しく感じるかも・・ね」。。と言う。
「でも、今も昔もお酒は美味しいよ・・って・・お酒は素晴らしいもんだから・・今も昔も・・」って。。
えらく渋く決まってた。。
そうだな・・・僕なりに帰りの道のりで・・思った。
コンマ1秒に命を削るエフワンドライバー。。優勝するとシャンパンファイト。。
1年間シーズンを戦った優勝チームにビールかけ。
賛美としてお酒を体中に浴びる。・・確かにそれに使う「お酒」は高価な「お酒」じゃないだろう。。
傍から見たら「もったいない・・」って思うかも知れない。。
でも、そんな功労者だからこそ・・「体中に浴びる」に値するんだろうね。
功労者が自分の身体にも飲ませたいってだけの「価値」のある物だと評価されているのだろう。
それは「昔」の慣わしかもしれない。。
でも、間違いなく昔はそれが、「最高の賛美」だったのだろう。
そう思うと自分も手に持ってる「お酒」が美味しくなってきた。
・・思い出のお酒・・・お金で買えない価値がある。プライスレス。。
はっ・・だから仕事終わりのビールは旨いのか・・
帰ってビール飲もうっと。。
#勝手に言わせてもらえば・・・