Tomintoul Glenlivet 12y （トミントール・グレンリヴェット 12年）

Tomintoul Glenlivet 12y
（トミントール・グレンリヴェット 12年）
43% 750ml

某オークションサイトで落札。

台湾で流通していたボトルのようで、裏ラベルには「進口年度：1987」とあります。蒸留年のことかと思いましたが、「進口」とは「輸入」という意味のようです。逆算すると1975年以前に蒸留されたものだということが分かります。

「進口商」（輸入商）は「台湾省○（草かんむりに於）酒公賣局」と記載されており、公的な機関が輸入したボトルと思われます。

香水ビンのようなボトルのトミントールは写真では見たことがありましたが、実際に手に取るのは今回が初めて。

画像を見て頂ければわかりますが、銀色のキャップ（プラスチック製）がそのまま栓になっていて、いわゆるスクリューキャップのようにカチッと音がすることもなく開きました。

これはだいぶ怪しい…。
ブレークシールも簡単に剥がれました。
これでは中身を入れ替えられても分かりません。
それ以前にこのボトル形状では密封性が悪いですね。

ボトルの内面にはオリのようなものが付着していましたが、注いだ液体は澄んでいました。

飲んでみるとフレッシュな印象で美味しかったのですが、少しでも中身に疑いを持ち出すと「オールドボトルなのにフレッシュ！？」と逆に中身を疑う要因になり、素直に味わうことができませんでした…。

今後、オークションなどでボトルを購入する際は注意しようと思います。

【アロマ】
革、観葉植物の葉のような鈍いトップノート。わずかにグレーンウイスキーのような香りも。セメダインとベリー系のドライフルーツ、バニラ、心地よい樽の香り、チューインガムの甘い香り。現行の若いジャパニーズ・シングルモルトに似た華やかさがある。

【フレーバー】
酸化したコーヒーやブドウの皮のような渋みが全体を占める。後味にドライアプリコット。強めのアルコールの辛味が鼻に抜ける。

【総合評価】
30年以上前のボトルとは思えないほどフレッシュ。ヒネた香りもない。加水は香味が薄くなるだけ。

トミントール　33年43度　700ml
価格：18,000円（税込、送料別）

#スペイサイド #オフィシャル #トミントール