注) 写真は、5月上陸予定の1976BBIボトルのラベルです。
1968のボトルは、前のブログを見て下さい。
先日予告させていただいた通り、ベンリアックチャリティーを開始します。
ちょっと長文になります。
阪神・淡路大震災(阪神大震災)のときは、東京勤務でした。
気の効いた当時の部長に、次の日からの「大阪へのカラ出張」を命じられ、こちらに戻ることが出来ました。
震災の悲惨な姿は尼崎~須磨まで歩いて行く中、目の当たりにしました。 涙が止まりませんでした。 見慣れた光景は変わり果て、そしてその辺で人が死んでいるのも初めてですし、そんな距離を歩いたのも初めて、知らない人と水汲みを助けあったのも初めてでした。
義援食を食べながら、ひたすら歩いて、お手伝いして、を繰り返します。
お巡りさんだらけですが、皆さん見慣れない○○県警の方ばかり、親切な方ばかりでした。
原付で3人乗りをしても当然咎められることもなく、皆助け合っていました。
ただ、東北とは違い、義援食や炊き出しは豊富にあったと記憶しています。
もちろん町は焼け野原(正確には違いますが)だったのですが・・・・・
餃子の王将やファミレスが、全て無償で提供していたのも印象的でした。
その鮮烈な印象があるからなのか、今回の震災以降、ちょっと不眠症気味なんですね。
で、阪神大震災で甚大な影響があった神戸から、渾身の神戸ボトルを送り出した私たちが、今回の大惨事に対して立ち上がらない訳にはいきません! 今回、立ち上がっただけではなく、継続して、バーにもご協力頂いて、いろんな形で今後もずっと続けようと思ってます。
今は皆タイムリーに助け合っていますが、1年後、2年後はどうなっているんでしょう。
東北大震災の影響がどれくらいあるのか・・・・・想像すらつきません。
阪神大震災から16年、街並みも綺麗になり、表向きはもう完全に復興したような神戸。
確かに町の機能諸々は復興しています。 ただ未だに過去のコミュニティーから孤立して、復興住宅で孤独死する老人も多いですし、無借金で経営をしてきた会社が震災によるダメージで借金をして、そしてこの不景気でその借金の為に廃業・倒産をしたり。
16年経っても、深い傷跡はまだまだ残っています。 地元で商売をしていないと、気付かない方も多いですが。
東北の壊滅的な被害を見る限り、容易にこの比ではないことは推測出来ます。
有名なルミナリエも、当初とは形が変わってきて、規制だらけだったり、一部の方を除き地元にとってあまりメリットがないイベントになってしまったのも非常に残念です。
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前置きが長くなってしまいましたが、神戸のメインモルトさんにて、BBIベンリアック1968神戸ボトルのチャリティーをやります。
神戸メインモルトさんにて、合計2本です。(1本はメインモルト後藤マスターご提供です)
私からは、今後への希望を込めて、末広がり88番を提供します。
ハーフショット(22.5cc) 3000円、 総額約18万円は、当然全額寄付致します。(寄付先は未定)
チャリティーとしてお越しいただける方はもちろん大歓迎。
話題になった希少なボトルを単に飲みたい方も当然大歓迎です。
BBIメンバーはマストです(笑)
とにかく、神戸に大集合。 特に京阪神の方。
皆で義援金を送りましょう。 そして、自粛ばかりではなく、バーに行きましょう!
飲んだ後、義援金ボックスに気持ちだけでも入れて頂けると嬉しいです。
もし、バーに行かないのなら、外出を自粛するのなら、自粛して残ったお金を寄付しましょう!
明日23日スタート、と思っていたら、既にフライングスタートになっています。
残りのあるうちに、そして味わってない方はぜひこの機会にどうぞ。
ウイスキーに関係のない方は何のことかわからないと思いますがご容赦ください。
チャリティーに対して偽善的な話をする人を見かけますが、そんな人に限って何もしていなかったりしますし、実際被災地にお金は幾らあっても、余ることはありませんから、どんどんやりましょう。 今だけでなく、今後もいろんな形でずーっと続けていきたいと思っています。
ちなみに、BBIベンリアック1976ですが、ラベルを見るとおわかりいただけますが、何とボトリングが3月11日でした。
何かを感じざるを得ないこの1976は、当然何らかの形でチャリティーにしていこうと思っています。 それについては、また改めてご報告いたします。
最後に、お知らせでこの告知をさせていただいているのですが、
お知らせではないのに、カテゴリーをお知らせにされているブログによって、どんどんお知らせが流れていくのに違和感を感じてしまいます。 ほんの2~3日で構わないので、お知らせに残ってくれたら・・・と思うのですが、これは私のワガママですが。
このあたり、ウスケバさんにご考慮いただけると有り難く存じます。
それでは、皆様宜しくお願い致します。
長文、失礼いたしました。