最近、平日は禁酒、土日はビールなのでお酒ネタがあんまりないんですよね〜。
その代わりと言ったら変ですが、大阪近郊の展覧会にチョロチョロ行ってます。
しばらくは展覧会紹介ブログになるかも〜。
興味のある方はお付き合いください☆
でも美味しいお酒に出会ったら、書きますね♪
さて、標題は神戸市立博物館で開催中の特別展です。
会期は9月2日まで。
日本の絵画が、西洋から輸入された「青」をどう受容していったか、を見せる展覧会です。
これまた派手ではありませんが企画が面白かったのでオススメですよ☆
西洋から輸入された「青」とは、青色顔料であるプルシアンブルーのこと。
プルシアンブルーときてピンと来ない方は、小学生のときに買った12色の水彩絵具を思い出してください。
「普通の青」として使っていた色です。
(断言していいかな〜。違う場合もあるからな〜。
ま、いっか(^_^;))
12色の絵具にも青は2色入ってるのかな。。。
緑っぽいセルリアンブルーか、藍色のインディゴが入っていたかも。
というように青と言っても色々な絵具がありますが、例えば、あの富岳三十六景には二種類の青い絵具が使われているなんて、気が付きました?
二種類とは日本の藍と西洋のプルシアンブルーです。
プルシアンブルーが輸入されるまで日本の青は藍か高価な岩絵具、または退色しやすい露草しかなかった。
プルシアンブルーが浸透することによって、大衆向けの出版物である浮世絵にも鮮やかな青が使えるようになったのです。
つまりあの空の青さは、東西交流のもたらしたものだったんです!
青一つとっても、そういった歴史的背景がある。
その研究の成果を解説と実物でじっくり観ることができて、知的にエキサイティングな展覧会でした。
8月後半からは一部の出品作が変わるので、また行こうかな、と思ってます♪
(出品作を変えるのは、作品保護のためだと思います。
光で劣化するので。)
ところで、館内の喫茶店に、まだホワイトナイルがありました〜。
残ったのかしら?
#文化芸術方面