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マスタークラスTOMATIN

ウィスキーマガジン・ライヴ!のTOMATINのマスタークラスについては、やまは様がすでに記事をアップされています。今さらながらという気もしますが、実際に参加した者としてレポートを書いておこうと思います。

<TOMATIN蒸溜所 2007年02月18日 13時45分~14時45分>
パネリストはTOMATIN蒸溜所の製造マネージャーのPolly Macdonald(ポリー・マクドナルド)女史です。
工場長のDouglas Campbell(ダグラス・キャンベル)氏が同席していましたが、ほとんどMacdonald女史がスピーチしました。

TOMATINは「ネズの繁る丘」という意味だそうです。
スコットランドの中では標高の高い場所にある蒸溜所だそうです。(僕のメモには海抜約350mと書かれていますが、「改訂版 モルトウィスキー大全」では標高310mと記載されていました。)
蒸溜所の敷地内に社宅があるそうで、何となく家族的な蒸溜所を想像してしまいます。


さて、試飲したのは以下の6種類です。
市販されているのは、No.3だけ。残りの5つは販売されていないとのことです(が、やまは様の記事によるとNo.5は商品化されているようですね)。

No.1 New Make Spirits:
蒸溜所によって呼び方が違うのですね。
アルコール度数は71%。
とにかくきつい。飲みづらい。
テキーラを連想しました。味は複雑。
加水してもきついままでした。

No.2 12年ホッグスヘッド カスクストレングス:
アルコール度数59%。
ちょっと粉っぽい感じ。
若い。
爽やかな甘さ。
フィニッシュは短く、きれいに消えていく。

No.3 12年:
通常のTOMATIN12年。
厚みは無いが、バランス良い。

No.4 1975年:
アルコール度数50%。
やや黒みがかった黄色。
強くはないが良い香り。
干した果物を連想する。甘さの中にしょっぱさがある。
フィニッシュは長くはないが、きれいに消えていく。

No.5 1962年:
アルコール度数42.2%。
リフィールのホッグスヘッド。
1975年よりもさらに濃い色。
香りは控えめ、和菓子のよう。
味は複雑。果物を連想させる控えめな甘さ。
ややドライ。
年数が長いにもかかわらず、枯れた感じはしない。

No.6 1976年:
アルコール度数51%。
6つの中で一番甘い香り。はちみつ、メロン。
味は、はちみつ、干した果物、シナモン。
最初は綿あめのようにはかなげだが、だんだん口の中に味が膨らむ感じ。
飲んだ後も、甘さと香りが長く残る。

No.4~6は、どれも魅力的でした。
参加者から、なぜ1975年と1976年の出来が特に良いのかという質問がありました。
はっきりした理由は分からないのですが、1975年と1976年は天候の良い(穀物にとってという意味だと思いますが)年だったので、その影響ではないか、との回答でした。
なかなか興味深い話です。モルトもワインのように年により出来不出来があるということなのでしょうか。

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