MENU

ミルトンダフ グレンリベット12年

本日は地元を離れまたしても東京での飲み日記です♪


まぁ遠征仕事が無い限り地元か東京か名古屋位でしか


BAR飲みが出来ないので必然的にこのパターンになってしまうのですが・・・


今回はこの所滞りがちだった新規開拓シリーズ第2弾です♪


前回の新規開拓は浅草でして、また浅草に・・・とも思っていたのですが


今回はちょっと趣向を変えまして、なんと新小岩(笑)


何故新小岩なのかと申しますと・・・


時間があると色々な方のブログを見て情報収集したりするのですが


その中でちょっと気になっていたお店が新小岩にあるのです♪


新小岩と来て「ピーン」とこられた方もおられると思いますが・・・


そのお店は住所や連絡先が非公開ということでしたので、ほんとうは


そのうちどこかのBARで場所を聞いてから行こうかと思っていたのですが、


その日は偶然予定よりもかなり早く仕事が終了したので


コレは少し遠方のBARに行くのに調度良いぞ!!!


とばかりにかなり明るいうちからただ単に「新小岩駅の駅から


歩いて5~6分位のところにある」とい言う情報のみで


探索活動に望むおばかさんでございました(笑)


自分のBARに対しての嗅覚がどのくらいのものなのか・・・


なにやら宝探しのような心持であちこち探してみるものの


繁華街近くにはそれらしいお店が見当たらず・・・(一時間ほど彷徨いました)


これはひょっとして住宅街の中にひっそりとある・・・なんていう


一番探し辛いパターンかも・・・という事で住宅街へおもむくも


全くそれらしい気配無し・・・かれこれ2時間半くらい歩いた所で


さすがに足が痛くなりティーブレイクする事にいたしました(笑)


何度か前を通って気になっていた古い洋館風の喫茶店に入りますと・・・


なんと雰囲気はちょっと居酒屋さんやBAR的な要素がいっぱいの


かなりノスタルジックなお店でしてバックバーというか棚にはお酒も並んでいる・・・


ホットを頼んでお店のマダムとちょっと世間話ついでに


「夜はお酒のお店になるんですか?」とお伺いすると


「いや別に昼から飲んで頂いても大丈夫ですよ♪」とベストな回答が


帰ってまいりました(笑)


と、そこで頭に過ぎったのは(それならばここで聞けば目的のお店がわかるかも)


という考えでして、マダムに「この辺で隠れ家みたいなBARって知らないですか?」


と恐る恐る尋ねるも答えは「うーん・・・隠れ家ねぇ・・・あんまりこじゃれたBARとかに


行かないからねぇ・・・」と残念なお返事。


と、そこへなにやら常連様らしき妙齢のマダムがお見えになりまして、


なにやら仕事前の腹ごしらえとばかりに、洋館の喫茶店でいきなり


「しょうが焼き定食ちょうだい」と来たもんだ(笑)


お店のほうのマダムが調理をしている間、手持ち無沙汰だったお客様の


マダムが私に向かって「にいちゃんこの辺じゃ見かけないねぇ・・・


どっからきた?」と声をかけられましたので私が答えようとするや否や、


お店のマダムがカウンターの中で調理しながら「このにーちゃんサァ・・


わざわざ三重からBARを探しに来たんだってぇ」とお客マダムに伝えますと・・・


「へぇ~ぇぇぇ!そりゃまたご酔狂なおにーちゃんだねぇ!!」


と、いわれてもしょうがない絵に描いたようなリアクション(笑)


「で、どんなお店なんだい?」と尋ねられたので、絶対知らないだろうな・・・


と思いつつも一応知っている限りの情報を伝えますと・・・


「そういやぁいつだったか友達に連れられて、この近くでなんだかおかしな


店に行ったなぁ・・・暗くってみょうちくりんなお店だったけどねぇ」


この話を聞いてなにやらピーンときた私「そのお店、場所は覚えていらっしゃいますか?」


と尋ねますと「いらっしゃるなんて御大層なこっちゃないけどさぁ、覚えてるよ近くだから」


いやいやぁ、キップが良いというか聞いてていちいち楽しいお返事♪


藁にもすがりたい心境だった私はそのマダムの言葉にピーンと来た直感を信じて


一応丁寧にお礼を告げまして、冷めたコーヒーを飲み干しまして


教えていただいた方向へ歩いてゆきますと・・・


なんと扉の上のほうに解りにくい看板が・・・直感的中!!!!


マダムの教えてくださったお店はやはり目的のお店だったではないですかぁ!!


いやいや、コレは嬉しい(^^)/


自分で探し当てられなかった事はくやしいですが、何とも言えない


味のあるシチュエーションで探し当てられたお店♪


正直思いっきりハードルとテンションが上がってしまったのは言うまでもありません♪


幸いまだ開店前でしたので、急いで先ほどの喫茶店にもどりまして


しょうが焼き定食を食いつくし、マダムどうして話が盛り上がっていたところへ


「ありましたありました♪見つかりましたよ♪ありがとうございます(^^)」と


御礼を伝えに戻りますと「律儀なにーちゃんだねぇ!良かったじゃないのぉ」


とまたまた気風の良いお答えで、「景気付けにおごりますからビール飲みましょう!」


ということでマダムお二人とビールで乾杯いたしましたご酔狂野郎でございました(爆)

 

とてつもなく前置きが長くなりましたが・・・・


やっとのことでたどり着きましたのは「フストカーレン:Fust Carlent」 というお店♪


アゲアゲのテンションを抑えつつ・・・景気付けのギムレットをお願いいたしまして


毎度の如く、飲み歩きの主旨などお伝えすると・・・なんと私の知っている方も


よくお見えになるという事でかなりラッキー(^^)☆


スムースな意思疎通が出来ました所で早速モルトをお願いいたしました所


「うちはあまり珍しい物とか無いんですが・・・」と仰って


差し出していただきましたのがコチラ↓


ミルトンダフ グレンリベット12年 43%
  Milton-Duff Glenlivet  12yo 43%



 


以前に九州でシルクプリントのミルトンダフを頂いて美味しかった


記憶が蘇りました(^^)


このボトルはシルクプリントの少し前のボトリングで


70年代から80年代前半にかけて流通していたボトルのようです♪


香りは、上品なのに少しうらぶれた感じのフローラルとやさしい葡萄感が


融合したような香り(^^)☆


少しだけざらつき感のあるウッディーさが絡んできますが、それがとても


心地よい感じで非常にバランスがいいです(^^)☆


香りとウッディーさと、これぞウイスキーといった感じのアルコール感が


すべての角が取れたような感触でまとまっている感じはうっとりします(><)/


ほんのりとキャンディーのようなノスタルジックな甘味がふわふわと


漂ってくる所も控えめというか上品というか穏やかというか


何とも言えない至福感です(^^)♪



 


味わいは、このてのボトルに顕著に感じる優しく染み込む感じ(^^)♪


優しいのだけれど控えめすぎないアルコール感と、優しい甘味なのに


所々感じる微かなビター感と非常にこなれた樽感がミックスされた


何とも言えない融合感はこれまたステキです(☆。☆)/


とても上品なフルーツの水飴のような感触に香り同様のフローラル感と


ほんのりとした葡萄感が絡み合い立ち居振る舞いにそつが無いです♪


あまりゴタクを並べられない素直な美味しさにあふれています♪



 


コレはスタートとしてはもう最高のテイストですね(☆。☆)


思いっきりハードルもテンションも上げて望んだところを・・・


妙齢の貴婦人に優しくいなされたような感蝕を覚えました(笑)


ふと頭に浮かんだのは美味しいブレンデッド・・・・


ミルトンダフといえばやはりバランタインの中核をになう銘柄ですから、


オールドのバランと共通した感触があるのもうなずける感じです♪


あまり珍しい物は無いのですが・・・というマスターのお言葉に・・・


一体どれだけハードル高い客なんじゃ俺は???


などと自重しなければいけないという思いが頭を過ぎりましたが・・・


コチラに良くお見えになるという私の知っている方がどえらい人物でしたので


そりゃ私もハードルが高いと思ってしまってもしょうがないか・・・


などと一人いい訳など考えつつも、美味しいお酒に巡り会えた感動が


大きすぎて、すぐにそんな考えは吹っ飛んでしまいます(笑)


ということで、一杯目の至福感をゆっくりと楽しんだ後


次回もこちらでの2杯目の飲み日記ですm--m
 

#ミルトンダフ

この記事を書いた人

前の記事
次の記事