本日は京都での飲み歩記、2日目の夜
地元のBARとの繋がりでお伺いさせて頂きました京都の有名店
「祇園 サンボア」さんからの2杯目の日記です♪
こちらのマスターは前回にも書かせていただきましたがとにかく
雰囲気が素晴らしくて、京都の老舗というとちょっと「一見さんお断り」
の雰囲気がどことなく感じられてしまったりすることも多いのですが・・・
こじんまりした店内はとても和やかでアットホーム♪
それでいてしっかりとBARの風情を失っていない所が凄いですね♪
これまた前回チラッと書かせていただきましたが・・・バックバーの扉が
付いた棚の中に・・・黒いダンピーボトルがずらずらと並んでおりまして・・・
パッと見ただけで20本くらいはあったかな・・・・
これもまだまだ最近の初心者の私・・・過去一度しか経験がありませんでしたし
かなりの種類があるようでしたので恐る恐るマスターに「あの黒ダンピーちょっと
見せて頂いてもよろしいですか?」と尋ねると・・・・・・
なんと「申し訳ありませんが・・・・あれは全部中身が入ってないんですよ・・・」
あちゃぁ・・・ちょっと残念な思いでその棚とは反対側にある棚に入っておりました
最近のキングスバリー等の超有名ボトルなどの話を振りましたところ・・・
「あれはお客様のキープボトルでございます」とのこと(@。@)
これはまずい・・・モルトマニアックはあんまり似合わないお店だと自分で思っていたはずなのに
黒ダンピーで火が付いてしまって・・・少し気持ちを落ち着かせながら
ちびちびとやっておりましたタリスカーを飲み干しまして、ここはさらっとおいとました方が
スマートで良いかなぁ~という考えもチラッと浮かんだりしたんですが・・・さすがにもう一杯
お願いしようかなぁ~と思っておりますと・・・マスターから何か特にお好きな銘柄とかは
ないんですか?と振られましたので(いつも最初にまだ飲み始めてまもなくて特にこれといった
趣向もなく、何でも美味しくいただけると告げておりますが)
「強いてあげるとすればクライヌリッシュは好きですね♪」とお伝えすると・・・・
「そうですか、クライヌリッシュですか♪それでは・・・・これ最後の一杯なんですがよろしかったらどうぞ」
と差し出していただきましたのがこちら↓
クライヌリッシュ 12年 ゴードン&マクファイル バイカラー 57%
ダンピーが空だと知った残念感から一気にテンションが上がったのは言うまでもありません♪
師匠からもこのバイカラーがクライヌリッシュのある意味スタンダードのお手本のような
ニュアンスのお話も聞いておりましたので、以前から見かけたらいただきたいもののベストテンに
入っていたボトル♪ しかも加水タイプでなくてカスクタイプ♪
ボトルを目の前に出されたとたんに体が小躍りいたしました(笑)
香りは、とても芳醇で円やかな厚みのあるリンゴ感♪
酸味が利いていてすっきりとしたエッジがあるのにも拘らず、
とても円熟した嫌味のない甘い香りです☆
ほのかに感じるベリーのニュアンスとデーツのようなコクのある果実感に、
すっきりと整えられたような爽やかな印象が渾然一体となっています♪
スモークと僅かなハーブとシダのような草の感じもやわらかく絡んできて、
かつパワフルな印象もちゃんとあるんです♪
とにかくバランスが素晴らしいですね(☆。☆)
味わいは、これまた芳醇な甘さでうっとりします(^^)♪
飲んだ瞬間「美味い!」と口から出ちゃいました(^^)☆
もうこうなると細かいことは解りません(笑)単純に美味しいんです♪
甘みの厚さはベリーのリキュールのようなニュアンスで、嫌味のない樹液や優しい燻製感、
ローストされた麦と上品なカカオ・・・
全てがとにかく纏まりよく感じられます(^^)/
抜け際には優しいイチゴ感もちらほらと・・・・もう言う事ありませんね(^^)☆
テイスティンググラスでなかったのはかなり悔やまれますが
ショットグラスでも十分楽しめるこの美味しさ♪
自分で名前をつけていて言うのもなんですが・・・
やっぱりクライヌリッシュは私の肌にあっているようです♪
以後この感触をクライヌリッシュのベースにするのはかなり危険な行為かもしれないですが・・・
とにかく今のところ私の中ではこのクライヌリッシュが、クライヌリッシュ完全体ですね(^^)/
勿論、他にも飲んでみたいクライヌリッシュはいくつもあるのですが・・・
ってちょっと熱くなりすぎましたが・・・こんな貴重品をしかも最後の一杯を初見の私に
差し出していただきましたマスターにただひたすら心から感謝ですm--m
それから・・・私をこのお店に導いてくださった修行中の彼にも、そのお父様にも
ひたすら感謝の一言ですm--m
お酒自体の美味しさもさることながら、こういう巡りあわせというのがお酒の醍醐味の
大切な部分になりつつある私でございます♪
修行中の彼にチラッと聞きましたら・・・「マスターがあの扉を開けるのはじめて見ました」
とのこと・・・・これまたそんな話を聞いたら・・・嬉しくてしょうがないですね(☆。☆)
お酒とのふれあいと人とのふれあいの両方が素晴らしいBARでの時間を作り出してくれる
のだという事をひしひしと感じることが出来た一杯でございました♪
あまりにも感激してしまって逆にこれ以上だらだら飲まずに余韻を楽しもうということで
時間も時間でしたのでこれにて失礼させていただくとこに致しましたが・・・・
次から京都へ来たら先ずはこちらで素敵なリラックス感を味わう事が決定いたしました!
帰りに撮影させて頂きましたこちらの看板のもう一枚の写真で今日の日記を
締めくくらせていただきたいと思いますm--m
さてさて・・・京都の夜はこれからどうなるのでしょうか・・・・・???
#クライヌリッシュ