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グレンファークラス SMWS 1.125

グレンファークラス SMWS 1966-2004 38年 No1.125

桑名のお店で3杯目に頂きました。
といってもここの常連様にご馳走して頂いたものです。

何度かテイスティングの会でご一緒させて頂いていて顔見知りだったのですが
とてもモルトに詳しい方で、マスターによるとファークラスがとてもお好きで
蒸留所から表彰してもらってもおかしくないくらいの所蔵品をお持ちなのだそ
うです。

「これは珍しいファークラスで変ってるんだけどとっても美味しいよ♪」
とおっしゃって、その方も飲みたがっていたグラッサの最後の一杯を
一人で飲んでしまった私に対して「良かったらご馳走するから1杯飲んでいき
なさい」と気前よくご馳走してくださったんです。

なんて優しい方なんでしょう・・・

肝心のテイスティングなんですが
とても華やかなトーップノートで味わいも爽やかなんですが程よい深みと
複雑なテイストがバランスよく絡んでとっても美味でした♪

ですが・・・ファークラスを飲んだのはずっと以前でしかもあまり考えもせず
飲んでいた時期でしたので、どう普通と変っているのかがわからない・・・・

と、思っていると…ステキなバーマンってどうしたら人の心がわかるんですか
ね・・・マスターがおもむろに「私からもご馳走しますので良かったら飲まれ
ますか?」と同じ協会物のファークラスのナンバー違いの36年物をポンとカ
ウンターにおいてきたではありませんか!!

勿論ずうずうしい私は全く断るぞぶりも見せず「えぇぇ~♪よろしいんですか?」
という間もなく手を伸ばしておりました。

頂いてみると・・・重厚なシェリー!蜂蜜!が思いっきり開花していて味は
シェリー樽の苦味や臭さは殆ど感じず、南国系の果実・アプリコット系の旨味が
充満!パワフルさとスパイシーさも程よいバランスでこれまた美味♪

でもこの二本・・・・・全然違うぅ!!

マスター曰く、こちらの方が「ファークラスらしいファークラスですよ」とのこと。
ちゃんと違いがわかるように王道系をだしてくれてしかもおごりなんて・・・
ホントに優しい常連様とマスターに感謝感謝です。

好み的には最初にいただいた方が好きでしたが二本ともとても美味しく(なんせただだし)
とっても幸せな気分で終電近い時間になりお店を後にしました。

#グレンファークラス

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