水曜日、久しぶりに映画館に行った。
「アイム・ノット・ゼア」
66歳になった今でも現役バリバリの詩人、Bob Dylanの人生を描いた映画。
猫バー主催の山崎蒸溜所ツアーで同行した、rekopapa氏も仕事をさぼって観に行ったとの事。
何とか私も仕事を切り上げて観に行けた。
面白いのは、6人の俳優がBob Dylanを演じている点。
その中には、黒人の少年、女優も含まれている。
中でも良かったのは、女優ケイト・ブランシェット。
このキャストでこの展開を構成した監督トッド・ヘインズのアイデアには白州?をおくりたい!
普段は、小さな音箱かiPodでしか聴いていない、Bob Dylanの楽曲が、映画館の大音響で改めて聴くと何と新鮮で素晴らしいことか!
ヴォーカル・ギター・ハープ全て際立っていた。
嬉しかったのは、黒人の子供の演奏シーンで、リッチー・ヘブンスが出ていたこと。
独特のあの声と手首を効かしたギター奏法。
全然変っていない元気な姿が見られて嬉しくなった。
映画では、ボブ・ディランがロック・バンドを従えて大音響で演奏し始めたら、大ブーイングのシーンが再現されているのも面白かった。
個人的には、この実際の大ブーイングのステージ、そして名曲「Like A Rolling Stone」であの斬新なギターを弾いていたMike Bloomfieldの大ファンである。
ディランと言えば、徳島のバー・ディランのマスター元気かな?
真冬の寒い夜、食事を終えてどこかで飲もうとさまよい歩いて、辿り着いたお店だった。
「ディラン」と言うお店の名前と、木製のディランのLPジャケットの看板にすい寄せられるように入ったお店。
優しいけど頑固なマスター。
若いお客さんが、ディラン以外の曲かけてと言ってきたら、余計にディランの曲かけたんねんと言ってた。
お店に飾ってあった、「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」のLPジャケットを見ながら、私が「よう恋人(当時の実際のディランの恋人)と寄り添って歩いてる姿をジャケットにしますよね?」
マスターぽつりと
「それがディランや」
#Music