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バーで飲もう!“あー、勘違い!” スピリッツ篇

ウォッカという酒にどういったイメージをお持ちですか?

お客様のイメージで多いのが、『アルコール度数が高い!』、『ロシアの酒!』、『火がつく!』、『飲むと酔う!』等ですが、あまり良い酒の印象ではないようです。今回はそんな誤解をされている可哀想な?ウォッカの本当の姿を紹介したいと思います。

ウォッカはジン、ラム、テキーラとならんで、四大スピリッツのひとつとして、世界中で愛飲され、カクテルのベースとしても欠かせない存在となっていますが、かつては、皇帝や貴族階級といった上流階級だけが飲むことのできた特別のお酒だったようです 

※ ウォッカの歴史や製法はLessonのページをご覧ください。

ウォッカといえば、ロシアのイメージがあるでしょうが・・・ 
ロシアはご存知のようにとても寒い国です。ロシアでは緯度が上がれば、アルコールの度数も上がるといわれています。極寒の地では体の中から温まることのできるウォッカは、まさに“生命の水”なのでしょう。
しかし、アルコール依存症の危険や健康志向の高まっている昨今では、ウォッカをジュースやスープ等で割った物や、ワインやビールなどのアルコール度数の低い飲み物に人気があるようです。(地球の温暖化も影響ありか?・・・違うかな?)

ウォッカのアルコール度数は通常、ほとんどが40度です。 中には低いもので37度、高いもので50度のものがありますが、種類はあまり多くありません。
スピリタス(ポーランド)のようにアルコール度数が96度もあるようなウォッカは稀であり、他には存在しません。

アルコール度数40度のウォッカが標準であれば、皆さんが普段飲んでいるウイスキーやブランデーとアルコール度数は何ら変わりません。
では、なぜウォッカだけが“強い酒”と誤解をされているのでしょう。

私が推測するに・・・ニュースやドキュメンタリー、映画等で外国人がウォッカを飲む姿の影響もあるでしょうが、以前のカクテルブーム期に“スクリュードライバー”というカクテルがよく飲まれていました。 ウォッカをオレンジジュースで割ったカクテルなのですが、ウォッカが無味無臭のため、アルコールを感じず、『女性を酔わせる酒』として下心満々の男性が悪用したためではないかと思います。(あくまで推測です。) 
最近では女性もアルコールを飲む機会が多くなって、“スクリュードライバー”程度では酔う方も少ないようですが・・・

ジン、ラム、テキーラも同様に皆さんが普段飲んでいるウイスキーやブランデーとアルコール度数的には変わりはありません。
ただ、飲みなれていない種類の酒であることと、皆さんの中に『透明な酒は酔う!』という意識がホワイトスピリッツを悪者にしているのではないでしょうか!?

ウォッカの産出国
ロシア、アメリカ、カナダ、ポーランド、フィンランド、スウェーデン
フランス、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、ベルギー、ブルガリア
チェコ、イギリス・・・他

あとがき
本文とは全然関係ありませんが、『天使の館』で“鴨ネギバーテンダー”、
“飛んで火に入るバーテンダー”と噂になっている人物がいるそうなんですが・・・鵜トリックスさん、ご存知ないでしょうか? ふ~~~ん・・・
どなたか“いい酒屋”をご存知ないでしょうか?

#BAR

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