貴方はバーで飲む時、カウンターが空いていればカウンターで飲みますか?
それともカウンターが空いていてもテーブル席で飲みますか?
飲む相手によって違いますか?・・・なるほど!
向かい合って会話をしたい。カウンターに座るのが恥ずかしい(?)。カウンターは常連さん居場所だから遠慮する。との理由でテーブル席に座る方も多いかと思います。
もしくは、私のように厳ついバーテンダーが前にいると酒がマズくなるという理由で・・・これはどうしようもないので仕方ありません。気配を消そうと痩せる努力をしてるのですが・・・(^_^;)
でも、カウンターは誰も座っていないのに、いきなりテーブルに座られるのはちょっとショックなものです。
・・・といいますのも、バーテンダーはお客様を迎えるバーとしての空間において、カウンターを最重要視しているからです。
当店は予算の都合上、改装する際にカウンターを思うようにできなかったのですが(残念!)、どこのバーも幅、高さ、厚み、色、形、材質、照明のあたり具合、椅子との間隔等等細部にわたって気を配り、予算の可能な限り、居心地のよいカウンターの理想に近づけようと努力します。
そして、なによりもお客様との間隔を大事にし、美味しいお酒を提供することに集中できるのです。
カウンターが空いていればカウンターに座らなければならない、ということはありませんが、美味しいお酒を飲みたいならば、カウンターに座ることをお勧めします。(テーブル席に出す酒を手抜きするわけではありません。)
カウンターはお酒を提供する時間も短縮できて美味しく飲めますし、なによりもお客様と会話をしながら、ベストカクテルを探すほうが私どももやりやすいのです。
バーテンダーとカウンター越しに今日のベストな一杯を探してみるのもいかがでしょう。
カウンターに座り、バーテンダーに話し掛けてみてください。
バーテンダーは貴方がカウンターに座るのを待っています。
あとがき
忙しいときに限って、『ちょっとマスター!マスター聞いて!』と強引に話し掛けてきて作業を止めさせる常連客の貴方、嬉しいけど少し自重していただければ助かります。話は手が空いたらゆっくり聞かせていただきますから・・・よろしくお願いします。m(__)m
#BAR