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バーで飲もう!フィクション 其の1

どこのバーでもよくある、主婦の団体客の3ないパターン。(フィクションです)
“飲まない!食わない!帰らない!”

おまけに周りの目を気にせず大きな声でお喋り。1杯のカクテルを氷が小さくなるまで長々飲んで、氷が小さくなったらガリガリ食べる。

自分たちのカクテルを回し飲みし、自分が注文したショートカクテルに「量が少ない!」、「あーだ!こーだ!」とケチをつける。 

二杯目をお代わりをするわけでもなく、おつまみを取るわけでもなく、自分たちの荷物を隣の椅子において、店が混みあってきても席を譲らず知らん顔。

自分達を知ってる人がカウンターにいるとも知らずに、大きな声で自分の旦那や職場、学校、近所の悪口を平気で喋りまくる。

何時間居ようが、周りに誰が居ようがお構いなしだ。ここはファミレスか!? 
「チェックしてください」・・・帰るのかと思いきや、支払いが済んだのに20分間もまたお喋り!やっと、腰が上がったと思ったら、今度は「タクシー乗るのに1万円札しかないから両替してください」。それも二人も! タクシーだってそれくらいの用意はしてるだろぉ!? 

レジに近づいてきた一人の下腹部に異変を感じ、思わず目が行ってしまうと・・・せり出した下腹の圧力で『世界の窓』(古い?)が全開になり肉がはみ出てるではないかぁ! うっ…うげぇ!見てはならないものを見てしまった!
“オーマイガァーーー!!” どうすればいいんじゃー!?

外は寒いのに先に出た主婦は店のドアを全開にしたまま待っている。早く閉めてくれぇ!どうしたら、そこまで周りを無視して自分勝手になれるのか?

・・・帰った・・・嵐のように現れて嵐のように去って行く!
“・・・つわものどもが夢の跡”水を打ったような静けさの中に流れるジャズと、散らかった椅子たち。残ったお客様の失笑・・・そして失笑。

バーテンダーは誇りを失わないよう、自分に活を入れるのである。
『明日はきっといい仕事をして、お客様に喜んでいただこう!』と。
※上記はフィクションであり、実際の人物、事件とは全く関係ありません。
・・・あーーー! スッキリした!

#BAR

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