【速】クライネリッシュ Clynelish 36yo 1972/2009 (52.5%, G&M
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【ファースト】:やや薄めの琥珀 グレープフルーツの皮(+) 干した麦感 リンゴの酸味 アメリカンチェリー イチゴ(+) 蜂蜜 手加温で酢酸
【ミドル】:ボディしっかり 輪郭を感じる 麦感は焦げているというより照り焼き~干した感じ 甘みは透明感があって果実的 酸味はリンゴ
【フィニッシュ】:鼻抜け、返り共にしっかり心地いい 麦感 クッキーというよりはパンだが乾いた印象 チェリー~リンゴの皮 鋭くスパイシー(唐辛子)(+) 舌上ピリピリ(+) 塩
clynelish1973さまの記事、http://clynelish1973.usukeba.com/e69334.html を拝読して手持ちのボトルを再確認したくなりました。
今回は香りをしっかり確認したい時に御用達のミニグラスを利用、液面との距離を物理的に縮めてゆっくり時間をかけました。
たしかにイチゴがしっかり出ています。
同じ72でもスプリングバンクPBや近年リリースのドロナックと比較すると、イチゴジャムというよりは甘みとしっかりした酸味を持った、果物としてのイチゴだなという感じです。このニュアンスを感じるブローラがあったらひっくり返りそうです;;
並行してグレープフルーツ、リンゴ、同時期リリースのケルティックロングモーンと共通のアメリカンチェリーのようなフレーバーも印象的。
本ボトルの蒸留年は1972年。
のちのブローラとして利用される旧蒸留器で「クライネリッシュ」が仕込まれた最終年月は1968年8月とのことですので、本ボトルは正真正銘、新蒸留器を利用した「クライネリッシュ」。
ブローラでイメージするほどの強さではないものの、36年の熟成を得てなおしっかりとしたボディを保っています。
干したような麦感で、近年蒸留ほどのオイリーさは感じません。甘さにも粘性は少ないです。
フィニッシュのスパイシーさは舌上がピリピリするぐらいのパワフルさ。
完成度の高い1本。素晴らしいです。
#クライネリッシュ