【87A】 Ph87 AWARD 2009 公開!
本年リリースのボトルの中から、当サイトが特に印象的だったボトルを発表したいと思います。
本賞は決してブラインドではなく、ラベルや情報を知りながらテイスティングしたもので、ごくごく一般的な環境下(購入・BAR)で出会ったボトルを評価したものです。
また初回である本年は厳密な順位方式を取らず、また選抜枠数を限定せず、順次公開させていただく形といたします。
(公開順が順位ということはありません。全てが優秀賞です。価格も考慮に含むこととします。)
【速】スプリングバンク (ロングロウ) ピーテッドウイスキー 1992-2009 BBR
16y 70CL 53.7% #70
ファースト:濃い琥珀 比較的おだやかな立ち上がりと感じたが、時間と共に上方面へ発香、勢いが増してくる そうそう煙感が強いわけではなく程よい 植物はやや葉っぱ 木材感はかすか チョコレート 砂糖は焦げているが、渋くはない 酢酸もない
ミドル:ボディ広がるが、輪郭はさほどエッジが立っているわけではない 徐々に甘みが増してくる フィニッシュに向かってのジョイントが素晴らしい チョコレート ザラメの砂糖
フィニッシュ:返り優先 鼻抜けもバッチリ バランスよく角が立つところがない 麦感 ザラメ チョコレート
マスター:お気に入りで、ここ5年のロングロウのボトルの中では最も素晴らしい 今年No.1かもしれないし、ど真ん中です。
1992と油断していると、中身はあまりにすごい良質ロングロウで一気に市場から姿を消してしまいました。 70年代80年代、そしてこのボトルで90年代のロングロウも間違いがないことを証明。スプリングバンクは2回蒸留もピーテッドもノンピーテッドもなんでもすごいことがよくわかった1年でした。大元のスプリングバンクは樽不足な模様。 **近年中に21または20年熟成ボトルが登場予定という信憑性の高い情報が。スプリングバンクは樽詰めの段階から何年熟成させるかをほぼ見通しを立てているのだと。(ウイスクイーCEO デイヴィッドさん談) |
#87A 2009