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理想のBARとは? それは可能か? 第1回



Brand: Bowmore – 10 years old
Bottlers: Distillery
Category: Whisky – Malt
Country: Islay
Volume: 40 Vol.
Capacity: 75 Cl.

Description: Clear glass – White label with oval picture – Glasgow Garden Festival – Cork drive with bronze capsule

1988年発売

 

特にブログをはじめてからはたくさんのプロの方からご質問を受けることがあります。

もちろん個別に内容はさまざまなのですが、究極には「理想のBARとは? それは可能か?」ということだと思います。

 

「うーーん。」

 

いろいろとお話を聞いていると、私も規模はさほどではありませんが、2つの法人、6つの事業所を経営させていただいて

いる身の上、職種は違えど苦労は共感できるところが多いです。

 

1990年代以前はシングルモルト中心のBARというのはきわめて少なかったと思います。ウイスキーといえば品揃えに違いを

出すことは困難でありましたし、ボトルキープありきのお店も多数。ですので毎回飲むものは似通っていて雰囲気や

お話に注目がいくお客さんが多かったでしょう。接待利用も今よりはるかに多かったのではないでしょうか。

それに今やBARで見栄飲む必要は全くなくなりました。

 

御類推のとおり私は圧倒的にそうですが、特にバブル崩壊後・道交法の規制強化後のお客さんには、「まずお酒ありき」

でお店に通っている方が多いと思います。カクテルはもとより、モルトを飲まれる方で1つのボトルをずっとという方はかなりまれ

でしょう。ボトルのリリースも増え、BARでの要望・選択肢は一気に広がりました。

 

 

では冒頭の質問に戻って、私にとっての「理想のBARとは?」

 

「毎週1回通えて、満足できる5杯を提供してくれるBARです。」

 

意外と簡単そうでなかなかこの条件を満たしてくれるBARは多くありません。事実わたしもそのために毎週遠征しています。

 

「そんなの無理だ」といわれればそれまで。お前に何がわかるというお叱りを覚悟して、インドでウイスキー消費量が急上昇の今、

よりこれまで以上に日本のBARの躍進を期待して、いちコアユーザーがご提言申し上げたいと思います。

(今後もたくさんの良質ボトルが日本に回ってきますように。)

 

次回は「ラベル酔い」についてお話したいと思います。

 

 

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#理想のBAR

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