実は、今日お客様から「なぜマスターはそこまでこだわるの?」と言われたのです。別にこだわっているつもりは無いのです。単純にお客様に真摯にお答えしたいだけなのです。 プロフェッショナルとして。 この辺で良いとかこれで良いとか僕たちの世界には無いのですよ。 常にその時に応じた最高の1杯を提供するのが僕たちの仕事なのです。 力を抜くとか、そう言う事が出来ないのです。 まだまだ至らない部分は、全国にいる素晴らしいバーテンダー達に学び、自分というフィルターにかけて余分な物を削ぎ落とし洗練された1杯を提供していくのがバーテンダーの仕事だと感じております。 その境地にはまだまだ至ってはおりませんが、今出来る事を最大限表現をしていく事が僕たちの仕事です。 変わった事をしているとも言われますが、そんな事はみんなやっている事だと思っております。
バーテンダーとして何処まで昇華できるのか?
自分は正直、経営者としてはなっていないのかもしれません。
職人なんだと感じております。
美味しい物を提供する。
飲食業の基本であるこの事は、基本であるだけに本当に難しい物だと感じている今日この頃です。
お客様を満足させて、心地よい空間と時間。そして1杯のグラスを提供する。
終わりの無いこの仕事は、本当にやりがいが有ります。
少しだけお客様に感じて頂きたいのは、僕たちバーテンダーはただ単純にお酒を提供をしているだけでは無いという事。
そして、あらゆるジャンルの職人の方々と同じ思いでお客様に1杯の最高となりうるであろう1杯をお出しする為の空間と時間を提供する為の精進をし続けているという事。
宮古島のTHINKのマスター高田さんから教えられた事や鹿児島のBar OLD CLOCKの佐々木さんに教えられた事が今はわかる気が致します。
愚直なまでに自分の表現をしたいBARのスタイルを。
諸先輩達が伝えようとしていたBARの真の姿を。
少し窮屈な事も有るかと思います。
でも、BARは他には無い空間なんです。
#バーテンダーの独り言