年末になってまいりましたね。
街中では、多くの方々が団体で動いていらっしゃるのが目立ちます。
こういうときは、4名様以上を原則的にご遠慮させていただいている当店の中では、団体様から離れ、エスケープをしに、お越しになっていただくことが多くなります。
5年近くこのスタイルでやらさせていただいておりますと、年末でも静寂なBARの空間を保つことができるようになりました。
でもまだそういう時もあったりしますが・・・・。
それは置いておきまして、
ここ最近、当店に若いお客様がお見えになっていただくことも稀にあります。
中には成人されたばかりの方もいらっしゃったりして、３０代オーバーのお客様が多い昨今のBARにとっては、大変に初々しく感じます。
私が、まだ修行をしていた頃は案外大学生なんかもおいでになったりもして、まさに老若男女でした。
無論、今思えば皆さん大人に憧れて、背伸びをしにお越しになられていたんでしょう。
お金がないなりにも、いい空間、いい酒、いい会話を経験をしたい思い、重い扉を開けてこられたんでしょうね。
私は、すでにその年の頃はこの世界におりましたのであまり気にしたことはなかったのですが、よくよく考えてみますとすごく勇気がいることだったのではないかと伺えます。
BARにも様々なジャンルがありますが、オーセンティック・バーというジャンルの世界へ入るには、やはり腰が引けるものかと思います。
しかし正直、ほかでは味わえない事も沢山あることも知っていただきたく思います。
感じ方は人それぞれなので私の考えは控えますが、若い方々にとっては大変によい経験になるのではないかと思います。
かくいう私も、そうやって大人の階段を上ってまいりましたから。
私のお店は「NO'AGE」～世代を問わず～という意味合いがございます。
これは、若い方から老紳士、淑女の方々においでいただけるようなお店でありたいと願ったからでございます。
自分にはまだまだ入ることのできない高い敷居とか思わずに、勇気を持って扉をあけてください。
中に入れば、いまだ感じたことのない空間がBARにはあるかと思います。
ちゃんと大人のマナーを守っていただければ、お酒に詳しくなくてもお楽しみいただけると思いますよ。
お酒のことは、プロに任せて空間の漣に身をゆだねてみてくださいね。
若い方へ～勇気を持って大人への階段を上ってみてください。