めっきり秋づいて参りまして、気持ちの良い秋の夜風が酔った体を優しく包んでくれるようです。
今月から来月にかけては、様々なウィスキーのイベントがあり日本中が「琥珀色」に染まるような気がします。
先刻ご紹介させていただきました秩父蒸留所の「Ichiro's Malt The First」もまた、今年の目玉でしょうね。
そんな中、少し私の最も好きなシングルモルトを今月は開けてみようかと思います。
それは、「SPRINGBANK 15年 青アザミ」
このボトルは、私と師匠が本当に好きだったボトルでなくなってしまった時、本当に残念だったことを今でも覚えております。
そして、このボトルは私が持っている最後(?)の1本です。
正直申し上げまして、このボトルは少し値段が上がってから購入してしまったボトルなので、当時のお値段でお出しすることが出来ません。
不本意ではありますが、ご了承くださいませ。
多くは語りません。
皆様がお愉しみいただけたらそれが一番です。
「開けなきゃいいじゃん」と言われそうですが、酒は飲むべくしてこの世に生まれたものですから、然るべくして飲むべきなのだと思います。
とっておくよりも、皆様の笑顔のほうが僕には大事ですからね。
いつかは、なくなってしまうお酒も本当に多いです。
でも出来るならば、その儚いお酒を憂いながら飲むのも「酒道」であると思います。