伝統と確信の融合を理念に掲げ、1843年の創業より “Unnecessarily Well Made (完璧すぎる)”ウィスキーの製造にチャレンジを続けるグレンモーレンジィ。 2010年の発売以降、毎年ウイスキーの愛好家やコレクターを魅了してやまない「プライベート・エディション」から待望の第6弾が登場します。追加熟成のパイオニアとして、樽にこだわり続けてきたグレンモーレンジィが、あえてシングルモルトの「(ゲール語でTùsail)」である大麦を見つめ直し“マリス・オッター大麦”という希少な品種を初めて使った画期的なウイスキーです。
グレンモーレンジィ 「トゥサイル」の原料となるのは“マリス・オッター大麦”。それは、約50年前、その風味豊かな味わいから最高品質のクラフトビールの原料として人気を博したものの、今では高品質なクラフトビールの原料として高く評価されている注目の品種です。徐々に衰退し、絶滅の危機から奇跡的な復活を遂げたこの大麦の存在は、グレンモーレンジィ蒸留製造責任者のビル・ラムズデン博士の知るところとなり、その魅力を最大限に生かす製法として伝統的なフロア・モルティングが施されました。
博士は語ります。「これほどまでに風味豊かで希少な大麦を守り抜いた人たちの意思、精神、そしてこの“マリス・オッター大麦”を思い浮かべたとき、その姿勢はまさにグレンモーレンジィと完璧に重なると気付いたのです。グレンモーレンジィの繊細な風味と対照的なこの大麦の深みのある味わいが融合することで、ウイスキーの専門家や愛好家をも魅了する個性的な風味を生み出すことができました。」
<テイスティング・コメント>
グレンモーレンジィらしい桃、オレンジ、スモークした洋梨の風味に、マリス・オッター種の豊かで素朴なナッツやトフィー、甘い大麦麦芽、生姜、シナモン、糖蜜、デーツの味わいが加わる、深い味わい。 資料抜粋