ここ最近、自分の中でとても悩むことが多い・・・。
それは、「このままでいいのか?」
そういつも問いかけている自分がいます。
静岡に来て3年の月日が経とうとしている今、それを考える日々が続いているんです。
日々の雑務に終われ、また目の前に突き出されている現実と理想の間で右往左往してる自分がとても悔しく、情けなく感じることがある。
信念として1本筋を通し続けている反面いつも、求められている事とは違うのではないのか?
そして自分自身本当にやりたいことが出来ているのか?
人間に限らず生き物は、生きていれば、環境や状況に合わせてうまく生きていけるものだ。
だからと言って、虎が猫になれる訳でもなしまたその逆もしかり。
バー・テンダーも料理人になれと言われ、料理人になれるわけでもなく料理人が、バー・テンダーになれる訳でもなし。
僕自身、料理人の経験を生かし続けているのは僕自身、もしかしたらいまだに子供の頃からの夢を捨てきれていないからかもしれない。
料理が好きだから仕方が無いことなのかもしれない。
だけど確かに、お客様の喜ぶ顔が見れることも確かだ。
でも、バー・テンダーは料理人にはなれない。
そして、僕は料理人を16年前に諦めた人間。
だからこそ、今のこの素晴らしい仕事「バー・テンダー」でいれる。
ある有名バー・テンダーから「料理人らしいカクテル」と言われたことがある。
その言葉は、本当に嬉しかった。
今までの経験が無駄ではなかったと感じることが出来た一言。
でも今、本当に「バー・テンダー」になりきれているのか?
不器用な自分は、そんな風にも思う。
両方やればいいじゃん。
そう思う自分もいることも確か。
だがこの道も15年という月日が経った。
そろそろ、転換期のような気がする。
いくら頑張っても、同じ15年料理人をやってきた人には叶わないこともよく理解していながらお客様にいつも今、自分が出来る精一杯のおもてなしをお出ししているつもり。
お酒とのマリアージュを基本として、毎日お通しと言う名の「過去の自分」を出している。
なぜこんな風に思うのか。
この力を、すべて「バー・テンダー」に集結することが出来たら・・・。
こんな風にも思う。
でも自分は自分だから・・・
こんな風に書いていても、いますぐにどうこうというわけではないが、これから若手達がすぐに追いついていて、追い抜かれることや先輩バー・テンダー達に追いつけなくなるかもしれないと思っているのかもしれません。
やりたい事と現実。
今僕の中で、なにか大きな岐路に立っているような気がする。
でもその答えは、お客様の笑顔の中にあるんだと思っています。
すこし悩み事を書いてしまいました。
本当はあまりこんなことを書かないんですが、少しでも自分の気持ちの整理をつけたく思い書いてしまいました。
別にだから今すぐ何かが変わるわけではないですからご心配なさらないでくださいね。
#バーテンダーの独り言