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第一回MMCを終えて

今回のMMC(モルトミーティングクラブ)は静岡市へ移転をしてから初めての試みとなりました。
袋井当時のときも多くの方にご参加いただきましたが、今回のMMCも初の試みにもかかわらず多くの方にご参加いただきまして、誠に有難うございました。

さて、本題の今回のボトルですが。

タリスカー1954 G&M ブラックラベル

今はもうあまり見る機会なくなりましたが、モルト通の中ではとても人気のあるボトルの一つです。

開封後、部屋中に香りが広がりそのポテンシャルの高さに驚きました。

そして味わいですが、やはり開けたてはどうしても香りが優しく本来の持ち味がまだ出ていないような気がしました。

そこで皆様には少しじらす形にはなってしまいましたが、しばし他の物で楽しんでいただき香りが開くのを待って貰うように御願いしました。

すると30分ほどすると、グラスの中からタリスカーの良い香りが立ち上ってきてようやく開いてきました。

最初の味わいは少しや柔らかすぎるような気がしましたが、徐々にその深い味わいが顔を出してきました。

本当にじらされるボトルです。

オールドボトルは、その深く、複雑ながら長い余韻を楽しむことが出来ます。

もちろん感じ方は人それぞれでしょうが、今回のタリスカーが美味しく感じた方もいらっしゃれば、物足りなく感じた方もいらっしゃったでしょう。

それも個々の好みの差だと思います。

僕も最初は、「あれ???」って思うくらい優しすぎて拍子抜けしそうになりましたが、この後に変わる姿を味わうことにより本当にお酒の楽しさを再確認させられてしまいました。

今回ご参加の皆様方がこの貴重なお酒を飲まれて、各々に幸せを感じてくれたのであれば僕は嬉しいです。

歴史を味わい、歴史を感じる。そんなお酒だと僕は思いました。

次回のMMCも乞うご期待!!

#愛してやまないモルトたち

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