京都最後に訪れたBARは、銀座の名店のご出身でもあるK家さんに伺ってきました。
こちらも造りがものすごく奥ゆかしい感じ。
京都のいいところを活かした店構えです。
一見、小料理屋さんに間違えるような佇まいですが、中に入るとオーナーのセンスを感じることが出来ます。
まず驚いたのは、バックバーに並ぶオールドボトルの品揃えと、奥に見える庭園。
すごい!
ワインもかなりの品揃えのようで、ここのお店のこだわりの深さを伺う事が出来る。
マスターの黒野さんはとても気さくな方で、そつのないサービス。
しかも、あのスピーディーな動きと柔らかさには驚きました。
当店のお客様もよくいらっしゃるとの事で伺いましたと、ご挨拶をしますと。
お話はよく伺いますとの事。
なんか離れた場所で、自分のお店のことが知られているのって照れますね。
せっかくなので、オールドボトルのブレアソール(ブラックラベル)をいただきました。
詳細はわかりかねますが、かなり古いものだと思います。
味わいも、しっかりしていてやさしくも味わいのあるいいモルト。
コンディションもいい状態でしたので、本当に美味しかったです。
新幹線の時間が迫ってきたので、そんなにゆっくりは出来ませんでしたが是非、もう一度京都へきたいと思いました。
今回の研修旅行は、いろいろな意味でおもてなしの心という物を肌で感じることが出来ました。
また、それがどのようにするべきなのかを肌で感じることができ、とても有意義で刺激をいただいた2日間でした。
あとがき・・・
・・・・そして、家路に付く為に新幹線に乗ると電話が。実家からでした。
実家の犬が危篤だということで、早く帰ってこいとの事。
え!?
10年飼っていたチワワなのですが、本当にかわいいやつなんです。
それがなぜに!今!と思いながら、あわてて実家に帰ることにしました。
母親に駅まで迎えに来てもらい、その時はまだ生きていて、今動物病院のICUに入っているとの事。
病名は、急性の肺炎。肺に水がたまり心臓を圧迫していたみたいで、かなり危険で助かる見込みは無いといわれていたらしく、家に帰ると皆肩を落としていました。
そして、実家に着き30分程すると1本の電話が鳴り、今亡くなりましたという連絡が入りました。
ちょうど自分が帰ってきてすぐの事でしたので、『僕が帰るまで頑張っていてくれたんだなぁ。有難う』
と思い。すごく悲しくなりました。
袋井のお店をやっている頃は実家で暮らしていたので、辛いことがあったりするとよくこいつに慰めてもらっていたっけなぁ~。と思い出にふけり、少し涙が・・・・。
今まで、実家には4匹のチワワ(親子で)いたのですが、その中の父親の犬がなくなり奥さんでもあるもう一匹のチワワや子供たちは、その電話が鳴る少し前から、悲しい声で鳴いていました。
犬は、何かを感じ取ることが出来るんでしょうね。
最後はすこし切ない文章になりましたが、京都研修を含め、いろいろな意味で深い連休になりました。
#俺流BAR巡り