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最高の素材を求めて、その2

もう一つ本日はご紹介をさせて頂きます。

10年以上のお付き合いをさせて頂いております、掛川市の「石山農園」さんへ訪問をさせて頂きました。

袋井時代からのお客様のご親戚という事からのご縁で、お付き合いが始まっておりますが私自身が惚れ込んでいる素材であり、このトマトじゃないとブラッディメアリーはご用意できないとという事を以前よりお客様にご説明をさせて頂いている商品です。

実は、こんなに長くお付き合いをさせて頂いているのにも関わらず石山さんとお会いするのは初めてだったのです。

自分の父親と同世代の石山さんから伺うお話は、トマトの栽培のお話に限らず現代の農業に対する経営のあり方や、土に対する考え方、永田農法の考え方、土地の環境による味わいの違いや、有機と無機による味わいの変化などを伺う事が出来ました。

お話を聞きながらも、花芯を摘んだりやさしく「つる」をネットに絡ませてあげたりされておりました。
そして土を触ると、適度な湿り気と温度、土も舐めてみましたが香りがよくミネラル分を感じる味わいでした。

今月も東京の有名店のシェフ達が訪れにこられるという事でしたが、改めてお店のお名前を伺いますと皆さんが聞いた事のある有名店ばかりでして、BAR関係も私の知り合いが、取扱されているという事に思わず石山さんとふたりで笑ってしまいましたが。

終始、笑顔でお話をしてくれた石山さんのトマトが素晴らしいのは、純粋に美味しい物を作りたいという事だけでは無く、この仕事を本当に楽しんでいらっしゃるという事、そして石山さんのお人柄がこの味に繋がっているんだと改めて感じることができました。

「職人とはかくあるべき者」だと大変に良い勉強になりました。

この石山さんの思いの詰まったトマトを使った、今年も当店自慢の美味しいブラッディメアリのはじまりです!

 

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