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その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~『罪』編その2




今の若い方はご存知ないかも。。。

今もひっそりと「コンク」のもでは残っているのですが

某社が20年程前にリリースした、

「瓶詰めカクテル」

これがですね。。。

まぁ、マズイ!!

更に!!

スタンダードレシピと違う物が多かった!!

何故、「スクリュードライバー」に炭酸が!!

「ピンクレディ」も炭酸が!!ホンマに卵白使ってるぅ?

って代物。

バーテンダーをバカにしてます?

某社は日本における「お酒の情報」の発信力が

只ならぬモノだと自覚していらっしゃるのでしょうか。

それを自覚してこんなマーケティングをするのは

バー文化、バーテンダーをバカにしているとしか思えない。

「いや、バーに行った事ない方に飲んで貰って裾野を広げようと。。。」

なら、もっと美味しく。いやせめてもう少し忠実に造って欲しかった。。。

今や殆ど聞かれない会話ですが。。。

お客様  「すいません。『マティーニ』下さい。」

バーテンダー 「かしこまりました。」




お客様  「あの~。。。これソーダ入ってませんよ。。。こんなキツイの飲めないです。」

どうしたらいいんですか!!

もしこの方が女性連れなら

「お客様は『瓶詰め』のマティーニをイメージしていらっっしゃっているんですね!

本来の『マティーニ』はソーダは入っていませんよ。」

言えますかッッ!!

言えないに決まってるじゃないですか!!

バーテンダー  「かしこまりました。ではロックスタイルにして少しトニックを足しましょうか?」

お客様   「は、はぁ。。。じゃあそうして下さい。。。」




お客様   「そうそう!!こんな感じ!!」

僕はお客様は攻めません。

某社はもっと自社が日本における「バー・洋酒文化」のパイオニア

だと言う自覚を持たなければ、今後もこの様な事が。。。

売れる事が真実ではない。

真実の物を売る。

これが今の時代に求められる商売人の姿ではないでしょうか?

確かに事業は続けないと意味がありません。

しかし、両極端の行動で更に一方が違い過ぎると

もう一方も信頼が出来なくなると思うのですが。。。

#僕の○○論

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