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ラスティ・ネイルはタリスカー18年でビルドする!

たまにはカクテルの話でもしましょうか!実は、ウイスキー党であり甘党でもある僕は、ラスティ・ネイルが大好きで、カクテルに嵌まった若い頃?これを飲んでスコッチの旨さに目覚めました!
 
そして、想い出した様にこれを作り、飲んでいます。 
 
ただ、レシピは随分と変わりましたが! 
 
 
■ラスティ・ネイル (Rusty Nail) 
 
スコッチ・ウイスキーがベースの、強い甘みが特徴的な琥珀色の重厚なカクテル。 
 
スモーキーなカクテルやピーティなカクテルは余り例がなく、スタンダードなレシピとしてカクテルブックに頻繁に登場するのは、実は、これだけかも知れない。 
 
名前の由来は、色合いが錆びた(Rusty)釘(Nail)のように赤茶色なためだからと言う説と、イギリスの俗語で「古めかしい物」という意味から来ていると言う説の2通りがある。 
 
スコッチ・ウイスキー 45ml 
ドランブイ 15ml 
 
氷を入れたオールド・ファッションド・グラスに、スコッチ・ウイスキー、ドランブイ注ぎ、ステアする。 
 
味の調整のため、ウィスキーとドランブイの割合が変更される場合がある。 
 
ウイスキー:ドランブイ=1:1‐3:1で記述されるレシピが多い。 
 
レシピによっては、非常に甘いカクテルに仕上がるので、お覚悟を(笑)。 
 
僕は、ブレンデッドウイスキーと合わせてロックにするか、ドランブイの量を減らしてハイランドモルトで造る。 
 
ただ、今日はタリスカー! 
 
いつもはクライヌリッシュだが、今日はオリジンに忠実に行こうと決めたのだ! 
 
 
 
■ドランブイ(40度、35%、750ml) Drambuie 
 
スコットランドのスチュワート王家の秘酒を伝授されたマッキノン家が、1906年からエジンバラ市で企業化した物。 
 
ラベルに”プリンス・チャールズ・エドワードのリキュール”と印刷されているが、これはスコットランドのスチュワート王朝の子孫、チャールズ・エドワードが、1754年にイギリスの王位継承戦争に破れ、スコットランドを脱出するとき、忠誠をつくしたマッキノン家に王家秘伝のリキュール処方を送り、その処方に基づいてこのリキュールが作られている事を物語っている。 
 
チャールズ・エドワードは、フランスから援助の約束を取り付けて王位継承権を争う戦を起こしたが、ロンドンを目の前にしてフランス王家との連携が取れなくなり、スコットランドのスカイ島への逃避行を余儀なくされる。その際に彼を護衛したハイランドの士を代表してジョン・マッキノン(John Mackinnon)に褒美として王家秘伝の酒の製法が授けられた。この酒がドランブイであり、それ以後マッキノン家がドランブイの製造を行ってきているのだ\\\。 
 
上の逸話にちなみ、ドランブイのラベルには"Prince Charles Edward's Liqueur"と印字されている。 
 
熟成15年以上のハイランド・モルトを中心に、約60種のモルト、グレーン・ウィスキーをブレンドし、各種ハーブ、蜂蜜を配合。酒名は”満足すべきもの”の意。 
 
Drambuie Liqueur Co.,Ltd、イギリス(エジンバラ市) 
 
 
 
■タリスカー 18年(45.8度、750ml) Talisker 
 
・IWSC2006インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション最優秀賞受賞 
 
・第1回WWA、ワールド・ウイスキー・アワード最高賞、ワールドベストシングルモルト受賞。 
 
2007年4月、スコットランド・グラスゴーにて開催された、ウイスキーマガジン主催「ワールド・ウイスキー・アワード2007において、タリスカー18年がシングルモルト・ウイスキー部門で「世界最優秀賞」を受賞。 
 
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)は、世界100ヶ国以上で愛読されているウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」が主催する、ウイスキーだけを審査する唯一の世界コンテストで、ウイスキーエキスパート達の3度にわたるブラインド・テイスティングによって各賞が選ばれる。「シングルモルト」をはじめ、「ブレンデッドウイスキー」、「アメリカンウイスキー」など6つの部門からなり、各部門内で数多くの製品が賞を授与されると言うことはなく、各部門でたったひとつだけが世界最高峰のウイスキーとして「世界最優秀賞」アワード授与の栄光に輝く。コンテスト開催時に、市場に流通しているオフィシャルボトル(正式に認められた蒸留所製造のウイスキー)のみが審査の対象となる。 
 
世界最優秀賞を受賞したタリスカー18年について、審査員の一人は、「エレガントで、素晴らしいスモーキーさと、微かな甘いフルーツとのバランスが保たれている。グラスの中と舌の上で、絶えず変化し続ける。穏やかな味わいの波が押し寄せ、上等なバランスとクラシックなペッパーを感じるフィニッシュ。途切れなく続いていく」とコメントしている。 
 
□タリスカー蒸留所は、1830年、スカイ島で創業。創業当時、島の教区聖職者は「いままで起こった最も呪わしい出来事のひとつだ」と嘆いたのだと言う。 
 
□蒸留所は、ごつごつした岩が多い島の西岸に位置する。仕込み用水は、蒸留所の側のホークヒルから湧く14の地下水源を使用しており、これがタリスカーを、その独特の力強く、暖かい感じのピート香フレーバーに導いている。 
 
□この力強い金色の蒸留酒が製造されている辺境の地を訪れる人は少ないと言うが、7月の後半、クラシックモルト・クルーズのヨットが到着するときに限っては、夜遅くまでたいへん賑わうとか。 
 
□スカイ島が誇る、金色の蒸留酒。手強いシングルモルトウイスキーであり、まさに男性的なモルト。にも関わらず、このスカイ島生まれの比類なきシングルモルトウイスキーには実に多くの愛好家が居る。その爆発的かつ複雑な香味の特徴が、人々を惹きつけて止まないからだ。 
 
□ピート香に富み、 口の中でモルト香味が熱く広がり甘く残る。 
 
□ホワイトホースのキーモルト 
 
Talisker Distillery、イギリス 
 
 
 
で、 
 
結局、 
 
甘いカクテルを飲みながら、 
 
シングルモルトに遷ろう僕でした(笑) 
 
一言、〆の一杯になっとらんやんか!? 
 
(V)o¥o(V) 
 

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