心が寂々たる斯様な宵は、懐かしのブレンデッドウヰスキーなジョニー・ウォーカー・ブルー・ラベルを開封し…1人静かに黙想し…時の赴くままに身を委ねてみる!!
2010年11月09日11:40
ジョニー・ウォーカー・ブルー・ラベル(43度、 750ml)
Johnnie Walker Blue Label
ジョン・ウォーカー&サンズ社の創業は、1820年。エアシャー出身のジョン・ウォーカーがキルマーノックの雑貨店を買い取り、酒の小売業も始めた。息子アレクサンダーは1880年、ロンドンに事務所を開き、自家名義のスコッチを大いに売り始めた。当時のブランド名は、国内用がウォーカーズ・キルマーノック・ウィスキー、輸出用がオールド・ハイランドだった、それが、今のジョニー・ウォーカーに変わったのは1908年のこと。この時に赤ラベル、黒ラベルの2銘柄が生まれた。同時に誕生したシルクハットに赤いコートの伊達男マークは、1996年に現代的なデザインに変更された。
ジョニー・ウォーカー・ブルー・ラベルは、ジョン・ウォーカー&サンズ社の秘蔵古酒をブレンドしたプレミアム品。19世紀のボトルを再現した薄青いボトルに入れられている。キーモルトはカードゥとロイヤル・ロッホナガー。モートラック由来のフルーティさに加えてカリラのアクセントが効いている。驚くべきは、ローランド(ファイフ地方)にかつて操業したオウフタートゥール蒸溜所(カークカルディ近郊、1845~1927)産、1923年蒸留のモルトがトッピングされていることだ。
John Walker & Sons Ltd.、 イギリス
シングルモルト慣れした口にはジェントルに過ぎるきらいはあるが、翻って、並の造りのコニャックを飲むぐらいだったら、僕は迷わずブレンデッドウヰスキーにする。
中でも、端麗なバランタインや優美なホワイトマッカイの30年物を押し退けて、強靭なジョニーウォーカーが『私を飲んで』と優しく囁く…
初めて飲んだスコッチはキング・オブ・キングスだったが、初めて美味いと思ったスコッチはジョニ黒だった!
今は随分とカジュアルになったが、かつては、お歳暮、お中元の花形で、サイドボードに恭しく飾られていたものだ…
1万円は超えたと思う…当時は、高い買い物だった…
今は随分とカジュアルになったが、5分の1から6分の1辺りに価格が下がったのだから、それもやむなしかな
関税率の緩和、円高、ライト嗜好の三羽烏!?
なので、ジョニー・ウォーカーの黒ラベルは、専ら、夏は『ウヰスキー・ミスト』で、秋~冬は『ラスティ・ネイル』で頂きましょうなノリである。
果たして、ブルーラベルは此れ如何に?
僕は、リーデルのコニャック用のグラスか、ジュネッセのシングルモルト用のグラスで頂きましょうなノリである
香りのヴェールを一枚一枚、時間をかけて剥いでいこうと言う算段だ
確かに、強靭なブラックラベルよりはジェントルだ
しかし、しっかりしたストラクチャーと、おだやかなテクスチャーは、流石にクラシックブレンドなウヰスキーだけの事はある。
すいすい飲むことも出来るが、これは、いいコニャックの様に…粛々と飲むべき酒である
此れに匹敵するコニャック…僕は、テセロンのバックヴィンテージです
たまには、コニャックでも飲むかな
でも、テセロンにはシガーを合わせたい
なので、思い付いた様に…僕は、ブルーラベルを飲むのだ
σ(^_^;)?