バッチ表記ですが,これからはノンエイジに移行するようです。
スキャパ SCAPA OB BATCH SK01 40%
FIRST FILL AMERICAN OAK CASKS
香りは華やか、オレンジマーマレード、淡く桃、濃いめの紅茶、穏やかな麦感としっかりめのオーク。
飲むとオレンジマーマレードや淡くパイナップル、穏やかなコクのある甘味、キツくないオークのタンニンが味を引き締める、ほどほどの麦感があり嫌味のない余韻。
【Good/Very Good】
スキャパのオフィシャル,ニューリリースのノンエイジボトルです。
スキャパには定番として16年熟成のものがありますが,2000年代半ばまで結構長い休止期間があったこともあり,きっと16年を出し続けることは困難でしょう。
今回のボトルはバッチ表記がありスタンダードではないのでしょうが,恐らくこれからしばらくはこういうノンエイジのものが主流になっていくのではないかと思います。
肝心の内容ですが,想像以上に良かったです。
16年のニューリリースの時は,ちょっと生木っぽいニュアンスが気になったのですが,今回のボトルはファーストフィルバーボンカスク100%にもかかわらず生木っぽさやエグ味がほとんど感じられませんでした。
フルーティなニュアンスもしっかりとでており,麦感もノンエイジのモルトとしてはこなれた感じもあり,飲み心地が良かったです。
ここ数年,熟成年数表記が無くなりノンエイジのボトルに移行するケースが増えており,多彩な原酒が使えるというメリットが述べられていますが,なんだかんだ味つけ感の強いものや若い原酒の個性が強めに感じられるものが多いと私は感じています。
しかし,こういう中身も好みの方向に行ってくれるものがあると嬉しくなりますね。
そういえばこのボトル,表の2枚のラベルがわざとずらして貼ってあるんですよね。
私はストイックなだけで別に神経質な方ではないつもりですが,この貼り方はなんとなく違和感があってむずむずする感じがします。
こういうのを私の地元では「いずい」というのですが,方言だということを知らず上京してから何年も普通に使っていました。(笑)
そして今もこれに代わる便利な言葉が見つかりません。。。
#スキャパ (SCAPA)