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猫バー流ハイボール論

今日はちょっと遅めにコンバンハ・・・こだわらないのがこだわりの猫バー技術研究部長の参段ですう~ん・・・こだわり

さてここでいきなり猫バー流ハイボール論を・・・

日本列島を高速交通網(高速道路、新幹線)で結び、地方の工業化を促進し、過疎と過密や、公害の問題を同時に解決するとしたのは田中角栄の日本列島改造論

時の流れと空の色に何も望みはしないように~♪と歌うのは椎名林檎の幸福論

そしてこだわらないのがこだわりとうそぶいてみるのが猫バー流ハイボール論

で?ハイボールとは広義の解釈ではお酒の炭酸飲料割りを指しますが、日本のバーではウイスキーの炭酸割りを指す事が多いと思います

ここでよく論点になるのがハイボールとウイスキーソーダの違い

私は前者がカクテル的アレンジの要素があり、後者がウイスキー本来の味わいを最大限に生かした物だと解釈しております

ここ最近飲んだ物や過去に飲んだ物でも印象に残っているハイボールやソーダ割りは幾つもありますが・・・サンボアの名物ハイ、さんちかの冷凍雷鳥コウベハイ、京橋のモナハイ、新地の森ハイ、ミナミの老舗のブレンデッドスコッチのウイスキーソーダ、銀座の有名店のモルトウイスキーソーダetc

いずれの一杯もとても印象に残っています

私はウイスキー本来の味を味わいながら清涼感を味わって頂く為にグラス、氷、炭酸などを選んで決めました。

猫バー流ハイボールに用いるウイスキー、グラスはいずれも常温で、冷蔵した炭酸、氷を用いてウイスキー以外の味の要素を省くためレモンピールはご希望がなければしません。

前述の解釈から言うとウイスキーソーダになりますが、ここではあえてその区別をつけずハイボールと言う表現を用います。

ハウスウイスキーとしてハイボールに使っているのはジャパニーズなら角、スコッチならデュワーズで、カナディアンならCCを、シングルモルトハイボールとして人気なのはスモーキーハイボールとしてご提供している素敵女子御用達のラフロイグ、会長御用達のバランスの良いタリスカーなどです。

グラスは液体を持っているような感覚で液体の飲み口を最大限に生かす木村硝子の薄張りクリスタルタンブラーを用いております。

容量、アルコール度数の猫的黄金比率を守りつつ味のバラつきを無くし、氷が溶け難いように液体に触れる表面積を少なくする為の長方形の柱氷を入れ(気化熱防止のグラスチルドや泣きの氷を入れてのステアはしません) そこに常温のウイスキーを注ぎ、ソーダはガス圧がきつ過ぎず、山崎の仕込み水を用いたプレミアムソーダを用いています。

プレミアムソーダは山崎の仕込水と同じ鉱水(ポンプ等により取水した地下水のうち、
溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水※農水省のガイドラインより)
から作られており硬度90でウイスキーを柔らかく包み馴染む上、清涼感を失わないほど良いガス圧は色々と飲み比べて私が作りたいハイボールに最適だと思いこれを用いております。

飲食物は何でも同じくある一定の温度を下回ると本来の味を感じにくくなります・・・なので温度を下げすぎないようにお作りするのが猫バー流ハイボール。

このようにしてウイスキーの持つ本来の味わいを活かしつつ清涼感を持って飲んで頂けるように開発されたのが猫バー流ハイボールなのでございます。

ようするに猫バー流ハイボールとはウイスキーに親しんで頂けるようにウイスキーの持ち味を活かすウイスキーソーダなのであります。

以上が猫バー流ハイボール論でありますが猫バーテンダーたるもの日進月歩・・・常に世の中諸行無常。

という事で次回は猫バーの新ハイボールをご提案させて頂きたいと思います
 ))))ああ    

#日々の出来事

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