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ニューリリース:秩父 2008-2015 オフィシャル イチローズモルト Kinokuniya向け

若いですが詰め時に詰めた仕上がりだと思います。

 CHICHIBU 2008-2015 6yo OB Ichiro''s Malt for Kinokuniya #198

秩父 CHICHIBU 2008-2015 6yo OB Ichiro's Malt for Kinokuniya #198 62%
one of 213 bottles, Bourbon Barrel

香りは強くオレンジオイル、ココナッツ、バニラ、強めのオイル、キャラメリゼしたナッツ、若い麦感、少し生木っぽい強いオーク、飲むと力強くヒリヒリとスパイシーに広がる、オレンジオイル、プラム、生っぽいエグ味もある強いオーク、バニラ、蜂蜜っぽさもあるコクのある濃い甘味、若々しい麦の旨味、リッチな余韻。

【Good/Very Good】

恵比寿のKinokuniyaさんという酒屋さん向けにボトリングされた秩父のシングルカスクです。
恐らくは,いま樽を選んでボトリングしたのではなく,蒸留所開設当時に購入された樽の熟成を待ってボトリングしたのだと思われます。

多くの秩父のモルトに感じるような,樽材由来の成分がストレートに強く感じられるタイプで,オレンジオイルやバニラ,ココナッツなどを強く感じ,ちょっと生木っぽさも感じました。もちろん樽に負けない若い麦感も強く主張してきました。
飲むと若いモルトらしくパワフルで刺激的な口当たりで,香り同様にオークの主張は非常に強かったです。コクのある甘味がありリッチさも感じるモルトでした。

ちょっと生木っぽさはありましたが,そのぶん多彩な樽由来の成分が感じられるモルトで,麦感の旨味も楽しめました。

短期熟成で仕上がってくるのは,ピーテッドタイプでなければこういうオークの強いタイプでしょうし,すでに十分に樽由来の魅力的な成分が出ていますから,過剰なウッディネスに全体が支配される前の今が詰め時だったのだと思います。

 

#秩父 (CHICHIBU)

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