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これまでのテイスティングノート1:グレングラント 1972-2009 36年 ダンカンテイラー リンブルグウイスキーフェア向け

whiskylinkには、基本的にはボトルを買ってしっかりと納得いくまでテイスティングしたものだけを投稿してきました。
こちらのブログにも少しずつ転載していきます。

 

グレングラント GLENGRANT 1972-2009 36yo DUNCAN TAYLOR for THE WHISKY FAIR 56.3%
one of 209 bottles

・香り:
良いシェリー感、アプリコットやベリーなど煮詰めたフルーツ、レーズン、ブドウ感、プラム、カラメル、チョコレート、バターで炒めたナッツ、シナモン、少しウッディネス、焦がし麦、濃いめの紅茶、重厚で複雑

・味わい:
ねっとりした煮詰めたフルーツ、シナモンとドライフルーツのケーキ、とてもリッチ、ほど良いウッディネスとタンニンの渋味があるがプラムの甘酸っぱさもある、濃厚な蜂蜜とジャムの甘味、舌と口腔内にこびりつくオイリー、ややスパイシー、厚いボディ

・余韻:
ベリーのジャム、少しウッディでスパイシー、甘くオイリーで長く残る

・加水:
アロマには優しいプラムやピーチが出てくる、ブドウ感も強まる。味もよりフルーティになり、タンニンも穏やかになる。だが飲みごたえは保たれ、加水後も申し分ない。

・総評:
ほとんど嫌みのないシェリーカスクのグラント。ねっとりと口腔内にこびりつく。良い熟成感があり、タンニンとウッディが嫌味になるぎりぎりと思われる。ボトル半分以下になってから香りのバランスが良くなり、より素晴らしくなった。

【Very Good】

〈2010/12/16 whiskylinkで公開〉

2012/8/14 追記:
始めてテイスティングノートをwhiskylinkで公開したのがこのボトルでした。この頃はまだ1972グラントのブームは到来していませんでしたね。
このあたりのグラントはヴィンテージや樽の種類に関わらず美味しいと思います。

 

#グレングラント (GLENGRANT)

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