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戦場のメリークリスマス

仏教徒なので今日が何の日かはあまり関係ないkovayahnですT_T

先日私がYMOフリークであったことをカミングアウトしてしまったので、本日はまさにその時期に公開された映画「戦場のメリークリスマス」(『英題"Merry Christmas Mr. Lawrence"]』)をご紹介します。

ご存知の方も多いでしょうが、この映画は1983年に公開されています。
デイヴィッド・ボウイ、坂本龍一、トム・コンティ、ビートたけしらが出演しており、監督はあの大島渚です。

舞台は、太平洋戦争初期の1942年、当時日本領だったジャワ島の俘虜収容所。
俘虜を預かる立場のハラ軍曹(ビートたけし)とその上長のヨノイ大尉(坂本龍一)と、俘虜であるローレンス中佐(トム・コンティ)、ジャック・セリアズ少佐(デイビッド・ボウイ)らの愛憎が行き来する映画です。
この映画には、女性は一切出てきません。ひたすら男ばっかりです^^;

いろいろあってローレンスとセリアズは独房に入れられるのですが、その年のクリスマスの日、ハラ軍曹は酔っ払って自分が"ふぁーぜる・くりすます "(Father Christmas = Santa Claus)だと言って、二人を釈放してしまいます。
そのせいでハラ軍曹は更迭されてしまいます(今なら『ダメダメ団ジャワ支部長』に任命されるところでしょうが^^;)

終戦後、ヨノイ大尉は戦犯として処刑されます。
ハラ軍曹も処刑されることになるのですが、その執行前日にローレンス中佐がハラ軍曹のもとを訪れます。

戦勝国の中佐が処刑される敗戦国の元軍曹を訪ねるということだけで、二人の間が単なる俘虜とその監視員というものを超えていたことがわかります。

その場で二人は、あのクリスマスの日のことを語り合います。
そこで交わされる言葉は・・・

"Do you remember that Christmas?"
"Yes….it was a wonderful Christmas….you were drunk."
"May I go on in drunk."
"Sake is wonderful."
"Thank you Father Christmas, thank you"

そして最期の時が迫り、ローレンスはハラの独房を後にしようとします。
その背中に、ハラがあの頃と同じように叫びます。

「ろーれんす!」

涙目で振り返ったローレンスにハラが言った言葉は・・・

いままで何十回も見ながら、今年もまた泣いてしまいました
ありきたりな男女のクリスマスに物足りなくなった方にはオススメです

#その他

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