本格的な夏到来に胸躍る夏好きのkovayahnです
暑いのが苦手な方には考えられないかもしれませんが
先日ブログで紹介されていた方がおられたので、久しぶりに飲んでみたくなったこのモルト。
Glenfiddich 12yo OB
何を隠そう、私が生まれて初めて飲んだシングルモルトがグレンフィディックでした。
それまでに飲んだことのあったウイスキー(ジャパニーズやブレンデッドのスコッチ)とは違うなという印象は受けたものの、青臭さが気になって多少の飲みにくさを感じた記憶があります。
当時は熟成年の表示はなかったので、比較的若いモルトも入っていたのではないかと思います。
その後リベットにはまり、アイラにはまり、ハイランドパークやタリスカーなどのアイランド物、ブローラなどのハイランド物など印象の強いものにはまっていくうちに、フィディックは飲む機会がなくなっていってしまいました。
日本で飲むのはかれこれ5~6年振りでしょうか。
久々に飲んだ印象は・・・
香りは青リンゴにセメダイン。徐々にベリー系の酸味。
口に含むと、洋ナシのような風味の奥からチョコレートや干しブドウ。
最後にタンニンの渋みが舌の上に残りました。
一言でいうと、「バランスが良くて美味しい」モルトでした
ウイスキーは、経験を積むことで美味しさが理解できるようになるとよく言われますが、まったくそのことを実感しました。
もちろん20年(以上?)前に飲んだボトルとは中味が変わっていると思います。
でもそれ以上に、20年間(以上?)の経験の積み重ねが、グレンフィディックの美味しさを引き出してくれたのではと思います。
実は私はこれまでに会社をいくつか渡り歩いているのですが、中には当時の上司とソリが合わなくて辞めたところもあります。
でもその上司が、今では非常に仲良しになっていたりします。
人間は経験を積むことで、若い頃には理解できなかったことが理解できるようになって、美味しさがわからなかったウイスキーや、ソリの合わなかった上司の良い部分が感じられるようになるのですね。
どこかに私の良い部分を理解してくれる、十分に経験を積んだ方はおられないでしょうか^^;
#ウイスキー