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Bowmore 1995-2012 16y Adelphi Selection (ボウモア 1995-2012 16年 アデルフィ セレクション)


Bowmore 1995-2012 16y Adelphi Selection
ボウモア 1995-2012 16年 アデルフィ セレクション)

54.4% 700ml
リフィルシェリー カスクNo.8
U-D-110
朝霞の「Shot bar AYA」さんにて。

先日、ウイスキーエクスチェンジでボウモア'95の珍しい「Viognier Condrieu Guigal Finish」のボトルを注文しました。ワインは全く飲まないので詳しくは分かりませんが、ヴィオニエという品種のぶどうを使った、ギガル社の「コンドリュー」という白ワインを造る際に使った樽で後熟を行ったボウモアという事です。
参考リンク:
http://www.thewhiskyexchange.com/P-19122.aspx

それは置いておいて、今までボウモアはオフィシャルの数種類しか飲んだことが無く、ボトラーズはほとんど飲んだことがありませんでした。話題の'93~'95もスコッチ文化研究所のボウモア'94(ロブスターラベル)以外は飲んだ記憶がありません。それなのに、いきなりボウモア'95の白ワイン樽フィニッシュを飲むなんてもったいないという思いから、勉強のためにと注文してみました。

最近よく思うのですが、自分の鼻が未熟なのか、シェリー樽のやや長熟以上でカスクストレングスのものを飲むと、シェリーの香りはもちろん分かるのですが、それ以外の香味を感じ取ることがかなり難しいです。

今回のアデルフィ・ボウモア’95も同じで、シェリー樽由来の香りはもちろん分かりますが、それ以外の原酒由来の香味が分かりづらく、しかもそれを感じ取ろうとするうちに鼻がバカになってきて、結局分からず…、と残念な結果に終わってしまいました。

輸入元の【シェリー、燻製、若干の硫黄、磯やピートとシェリー樽を感じるボディにフィニッシュはスモーキー&フルーティな甘み。】というコメントの通りの香味でしたが、それはシェリー樽のボウモアに大体感じられる香味だと思います。もっと熟成年数の若いボウモアを飲んでからこのボトルを飲めば、結果は大きく違ったかもしれません。
 


【アロマ】
スモークと黒土の重~いトップノート。しっかり嗅ぐと、根菜系のシェリー樽香。ほんのり潮の香り。ゆでたまご(硫黄)…。新聞紙…。注ぎたてはかなり閉じている。オーク香はほんのり。ビスケットのような甘い麦の香りも。
加水しても、シェリー樽由来の香りが薄まり、嫌味のあるアルコール香が目立つようになるだけ。
 
【フレーバー】
重いシェリーの甘み、苦み(16年にしてはそんなに色が濃くないので、ヨーロピアンオークのリフィル?)。シソっぽいバックフレーバー。口全体が痺れる…。アルコール感が強めだが、フレッシュなストロベリー香にもとれる。
加水で、砂糖をまぶした海苔のような味。ケミカルなアルコール風味が目立つ。
 
【総合評価】
味全体の特徴はわかりづらいが、良い香味なんだとは思う。ただ、香味の印象はかなり重く、加水しても大きな変化がない。'95のボウモアの特徴を知るために飲んでみたが、シェリー樽では難しいみたいだ。アルコール感が強く、飲み疲れる…。

 

#アイラ #アデルフィ #ボトラーズ #ボウモア

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