Springbank 12y Calvados Wood
(スプリングバンク 12年 カルヴァドス・ウッド)
58.7% 700ml カスクストレングス
朝霞の「Shot bar AYA」さんにて。
このボトルの噂を聞いて飲むのを心待ちにしていましたが、
やっとありつけました。
輸入元「ウィスク・イー」のHPによると、「年1回リリースのウッドエクスプレッションシリーズよりシリーズ完結編」との事で、今までもカベルネ・ソーヴィニヨン、クラレット、マデイラ、スモールカスク(50l、100l樽熟成)、ソーテルヌ、バーガンディと続いて今回のカルヴァドスです。
残念ながらこのシリーズを飲むのはカルヴァドスウッドが初めて。
最初はリフィル・バーボン樽で6年間熟成し、その後に1stフィルのカルヴァドス樽で熟成させているそうです。ところで、2ndフィルのカルヴァドス樽が存在するのでしょうか(笑)。
詳細を調べずに飲んだので、先入観から後熟モノ特有のわざとらしい樽の香りがするかと思いましたが、全くそんなことはなく、スプリングバンクらしいワイルドな味とそれに自然にかみ合ったカルヴァドス由来の香りが相まって、長時間楽しめました。
機会があれば、ウッドエクスプレッションシリーズの他のボトルも飲んでみようと思います。
そういえば、「Shot bar AYA」で出たチャーム。節分が近いということで「豆」が出されましたが、マスターの芸が細かく、しっかり僕の年齢の数だけ28粒。こういう細かい気遣いが「ホスピタリティ」と言うのでしょうね。
【アロマ】
麦っぽい香りが一番に来るが、後から爽やかな白ブドウ、青リンゴの香り。多少クリーミーで脂っぽい。鉛筆、クルミ。縁日の煙臭さ。
加水で青リンゴが赤リンゴに。若々しさは消えるが、さらに加水すると単調な酸臭に。
【フレーバー】
味わいは若さを感じる。かなりアルコール感が強い。後味に未熟な果実。多少の潮味、酸味。
加水で鉛筆っぽさが強まるが、飲みやすくなる。
【総合評価】
ストレートだとアロマが楽しめ、加水するとフレーバーが楽しめる。加水を進めても香味ともにしっかり残るので、長く味わえる。 バランスがとても良い!
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