キングスバリー ファイネスト&レアレストのグレンフィディック44年を2種類、名古屋の伏見のバーで飲みました。
同じ写真を2枚載せているわけではありません。左が55度、右が58.1度。
どちらも1964年蒸留で、熟成感たっぷりの黒っぽい色が印象的です。
ちなみに58.1度の方はすでにこの方やこの方が紹介されていますね。
アルコール度数以外はほとんど同じに見える2本のボトルですが、飲んでみるとずいぶん印象が違います。
<55度ボトル>
香りは、アルコールの刺激強い、上質なシェリー樽、焦がした黒糖、干しぶどう、コーヒー、カラメル、パフュームの予感。
味は、パフューム、石鹸、独特の酸味と渋みと複雑な甘さ、パフュームが決定的に口の中に残る。
少し時間を置くと、香りはより甘く、味はよりパフュームに。
最初に一口飲んで出た言葉は「石鹸!」
<58.1度ボトル>
香りは、主張の強い甘さと酸味の混ざった香り、黒コショウ、焦がしすぎた砂糖、熟した果物。
味は、酸味と強い甘み、かすかにパフューム、南国フルーツ的な味わいも。
最初に一口飲んで出た言葉は「美味い!」
というわけで、58.1度ボトルは飲む価値ありの美味しさだと思います。
一方、55度ボトルの突き抜けたパフュームは、これはこれで飲む価値あるんじゃないかと。いや本当、凄いですから(笑)
#モルト