こちらのブログを読んだら久しぶりにカティーサークを飲んでみたくなりました。
初めてバーに行ったとき初めて飲んだウィスキーはカティーサークのロックだったので、個人的にはとても思い入れのあるウィスキーです。
最近は、ちびちびモルトを舐めながら、ニタニタしてみたり、デジカメでボトルの写真を撮ってみたり、ミミズが這ったような字でメモを取ってみたりしているのですが、たまにはそういうの抜きで、気の置けないブレンデッドウィスキーに癒されるのもいいよなと思うわけです。
大切なのは、肩肘張らず、リラックスしてウィスキーを楽しむことではないかと。
酒を飲んでニコニコするは良いと思うけど、ニタニタするのはどうかと思う。自分でも。
で、某日、バーで何杯か飲んだ後にカティーサークを頼んだら出てきたのがこのボトル。
「いま当店にあるカティーサークはこのボトルだけとなっております」
しばし沈黙。いや、気軽にリラックスできるカティーサークが飲みたいんだけど、と心の中で叫んでみるも伝わらず。
まあ、伝わっても怖いけど。
「・・・」
「・・・」
コンマ数秒後、待てよ、カティーサークの長熟なら鉄板なんちゃうん?と心の中でつぶやいてみる。
こっちのつぶやきはバーテンダー氏に伝わったらしい。
満面の笑みで
「このカティーサーク25年は、2003年のブレンドウィスキーベストオブベスト受賞の逸品です。」
と、たたみかけてきました。プロだよなぁ。
「なぬ?ベストオブベスト?」
「はい、ベストオブベストです」
「・・・ストレートでお願いします(ニタリ)」
「かしこまりました(ニタリ)」
というわけで、カティーサーク25年。
香りも味も高いレベルでバランスの取れた非の打ち所の無い美味しいウィスキーでした。
気の置けないウィスキーに癒されるという当初の目的は果たせなかったけど、美味しく飲んだからまあ良いか・・・。
たぶん、次回もカティーサーク。
#モルト